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Present Novel
未来マスク




俺はまた、
次の日から、身体にガタがきた。





学校に行かなくなった。







それでも、
ピンクは嫌いになれず、






思い切って
真っ黒い嫌いなこの髪を






大好きなピンク色に
変えた。






親達はとても驚いた。
それでも俺は気にしない。





ピンクが似合うと思って
いた彼女は、






ピンクを大嫌いと
言った。






隣の席の彼女を
もう見ることはなくなった。





学校をとうとう
自主退学した帰り道、






色とりどりの花達の
横を歩いていた時、






背筋を真っすぐに伸ばした
綺麗な横顔をした






彼女を見つけた。







俺は走った。





広い宇宙に取り残された
それでも君は





誰よりも、美しい。







それが
すべての始まりだった。





END.



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あきゅろす。
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