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Present Novel
未来マスク





帰りに、
初めて話し掛けた。






君に感じたピンクが
俺に語り掛ける。






昔から、ピンクが大好き
だった。






そのことで小さいとき
何度もいぢめられた。





"男なのにピンク?"





そんなものは差別だと
いぢめられても嫌いには
なれなかった。





未来と言う名の彼女には
ピンクがよく似合うと
思った。





そんな彼女に、
初めて話し掛けた。









「ピンクは好き?」









俺達以外、
教室には誰もいなかった。





彼女は、
ゆっくりと俺を見た。






綺麗な彼女の顔が
ひどく歪み、






無表情になった。
瞳からは何の感情さえも
感じられない。





仮面のようになった。









「ピンクなんて大嫌いよ」











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あきゅろす。
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