Present Novel
ねぇ、私を愛してよ
恋っていうのは身勝手で
私はあんたの人を馬鹿に
したようにゆっくり喋る
喋り方が嫌い。
でも頭の半分は、
あんたの言葉に支配されてる。
あんたは私に暗示でも
かけてるの?
「シュウジは
私を愛さないの?」
「俺は生まれる前から、
お前だけのものだ」
「…何それ」
「好きだよ」
「私は愛してないよ」
「大丈夫。時がくれば、
お前は俺のもの」
シュウジは、やっぱり暗示
でもかけるように私の手を
とる。
私は、人を愛せない。
だけど、
私を愛してくれるなら、
私は全てをあんたに、
あげてやる。
「私を、愛してよ」
END.
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