[携帯モード] [URL送信]

Present Novel
白昼夢ですから



「のりちゃん、現実を受け止めよーよ」


「何が現実よ。これは夢なのよ」


「そんな事ないんだって。


これは今実際に起きちゃってる現象なんだって」



金髪野郎が、
『僕達は不可抗力だったんだよ』というような顔をして、私を見る。




「じゃあ出てってよ。私の部屋に居座らないで」





「……そんな事言われても、僕達は何故だかのりちゃんの部屋から一歩も出られないんだよ。」


「‥‥じゃあせめて、その格好を着替えて」



私の目の前にいる2人はどちらも凄い格好をしている。男の子の方は外国の王子様みたいな格好。よくおとぎ話に出てくるような格好で、今寒い時期なのに白タイツにカボチャパンツ、等どれもとても寒そうだ。


女の子の方は白っぽいピンクのふんわりドレス。よくリカちゃん人形が着てるようなピンクのレースが沢山付いたヒラヒラドレスでやはり半袖。髪の毛が腰辺りまであってクルクルとパーマが掛かっている。多分女の子の方が男の子より年下で顔立ちが若干似てるから多分、兄妹だと思う。しかも少し喋り方は馴れ馴れしいけれど美男美女。でも私は、こんな夢、みたくないんだって!!




これが現実だとしたら、何故この子達が私の部屋に現れたのかと、神様を恨む(まぁ、神様の存在も信じてはいないんだけれど)







前*#次

5/11ページ


あきゅろす。
無料HPエムペ!