Present Novel
If×If
「文月君は
彼女とか居ないの?」
山田が
仕事中に話しかける。
「‥‥」
「文月くーん」
山田が耳元で大声を出す。文月は面倒臭そうに山田を睨んだ。
「なんですか」
「彼女いんの?」
「どうして答えなきゃいけないんですか、おじさん」
「っ…おじさん!?」
山田が驚いた顔で文月を見た。文月はそれを見ながら言葉を続ける。
「偽名の貴方を何故偽名で呼ばなきゃいけないんですか?おじさん」
「おじさんって…
俺まだ25歳なんだけど」
「十分
おじさんじゃないですか」
「せめてお兄さん」
「NO」
「うっわ、急に英語使うとか冷たすぎ」
「‥‥」
「今度無視?あー、最近の高校生って結構冷たいんだ」
山田がわざとらしくそう言ってまた接客を再開する。
文月は
そんな山田を見て少し笑う
意外にこの人面白いかも。
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