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ー青空の下でー
6
「刑事のカップケーキは
諦めなさい」
「何でですか?」
急に、宮本君の声のトーン
が下がる。
「あいつのケーキは、
甘すぎて、とても人間が
食える甘さじゃねぇんだよ」
「でも先輩は‥‥
食べたんですよね…?」
更に低い声で宮本君が
聞く。
「えっ俺?
ん、まぁ同じ班だし」
高田は呑気に答える。
「じゃぁ、大丈夫です。
俺甘党ですから」
そういうと、
右手を宮本君が私の前に
突き出した。
その瞳は、
有無を言わさない。
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