ー青空の下でー
4
そんな感じで、調理実習。
おまけに、
高田と同じ班だったり‥
「じゃぁ刑事ー、
そこの砂糖袋から、
プリントに書いてある、分
だけ入れて。」
「了解」
そう、軍事的な返事をし、
私は静かに、砂糖袋を
逆さまにし、ボールの中に
入れる。
「ちょっ刑事、お前っ!!
はかってねぇじゃん!」
高田が私に向かって
叫ぶ。
「えっ?あっうん」
私は呑気に返事をする。
高田が、急いで
私を止める。
その時には、
時、すでに遅し‥‥。
私は砂糖袋半分以上を
ボールの中に入れて
しまっていて
混ぜても混ぜても
砂糖は溶けきらず、
焼いてみたものの、
尋常じゃない甘さ。時に
じゃりじゃり。
高田には、
「俺を、
糖尿病にする気か!」
と罵られ
女子には
「まぁまぁ」と慰めてくれた
けど、1個ずつしか貰って
くれず、残りの10個は、
私がテイクアウト…。
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