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ー青空の下でー
2








「1時間目と2時間目の
調理実習でクッキーかプリンを選択して



作るんですけど、
先輩、プリン好きそうだな
と思ってプリン作ったんですよ♪






是非食べてください。」








"是非食べてください"








と主張する黄色いボディの
プリン‥‥








「本当に…良いの?」








「はいっ!俺これでも
料理作るの得意なんですよっ!!」







そう言われて、一口、
食べてみた。








「‥‥美味しいっ!!!」







「でしょ」







そういう宮本君は、
得意げに笑うと一気に話を
変えた。







「それで先輩!



先輩達も今日、調理実習で
何か作るんですよね?」




「ん。カップケーキ作るよ」




そう言いながらもプリンを
パクリ。




「じゃあ俺、







大下先輩のカップケーキ、
楽しみにしてますねっ!」



「ん。」




「じゃあ」







そういうとプリンをくれた
宮本君は
トコトコと去っていく。




私はまた一口、プリンを
食べる。









ん…?








ちょっと待って‥‥








"カップケーキを楽しみにしてますねっ!" "ん。"








私、
承諾しちゃったのか!?









えっ…








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