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愛の歌(完)
7
その時、奥の部屋からサキが出てきた。

いつも2つに結んでいて幼く見える髪を下ろし団子を横にしていて、黒い綺麗な(いかにも高そーな)ミニワンピを着こなし、これまた値段もヒールの高さも最上級に高そうなサンダルをぎこちなく履きながら歩いている。

俺が手を振ると、気付いたようでこっちに向かおうとした。

しかしその時
たまたま大野夫人がサキの手を取って連れて行ってしまった。

マズイ…みんなに紹介する気だ。


俺は人ごみの中を駆け出し、サキの方へ向かった。





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