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愛の歌(完)
3
「家(うち)な、陸ん家みたいにお金に裕福じゃないの…大野さん家、子供いないじゃん??私、養女にならなきゃならないの…」
サキは泣きだした。
「何で?!何でサキが養子なの??‥お父さんお母さんは!!そんな子供を簡単に手放せるのかよ!!」
「分かんない…でも家(うち)大野のオバちゃん達に、すごい借金作ってるから…私が養女になれば借金は良いって。皆にも会いに行って良いって…だから―‥陸とはもうー…」
「言うな!!だからじゃねぇよ。大野さん家、隣町よりも全然遠いじゃん!!ほとんど会えねぇじゃん。もうすぐ卒業だし、大学行くまで待ってもらえよ」

「無理だよ」
「何でだよ。…俺とは??サキは俺とそんなに離れて平気なの?!
俺はすげー悲し−よ」
「サキだって悲しーよ…離れたくないよ陸―‥」


サキは更に泣き始め、俺の目からも涙がこぼれ落ちた。
(こんな仕打ちなんてありかよ―…っっ

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