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愛しき殺し屋
朝2



「和泉くん朝食できましたよー」


やはり返事がないと、小さくため息をつく真雪はドアを開け、カラフルな部屋で眠る和泉に近づいた。


「和泉くんご飯出来ましたよ。起きて下さ、いッ!?」


ベッドを覗き込もうとするとそこから腕が伸び、真雪は身体が引っ張られそのままベッドに飛び込んだ。
目と鼻の先には、寝癖のついた和泉がニヤついて笑っている。


「いい和泉くん!何を」

「元気なったか?」

「う……はい、昨日はごめんなさい。皆さんのおかげで元気になりました、ありがとうございました」

「そっか、もう無茶なことすんじゃねーぞ」


和泉は真雪の頬を摘み悪戯っぽく笑う。


「わはりまふぃたー」

「ぶはっ、何言ってんのかわかんねーよ。飯出来たんだろ、行こーぜ」


和泉はベッドから勢いよく起き出し、うつ伏せに沈んでいる真雪を起こし上げる。


「和泉くんが私の頬を掴むからですよ!」

「へーへー、悪かったな」


全く悪びれた様子のない和泉と、拗ねた真雪は廊下に出た。


「これから榊さんを呼びに行ってくるので、先に行っててください」

「榊なんて放っておいても来るから、行こうぜ」


ライカと同じ事を言う和泉に真雪は苦笑いを浮かべ、和泉の提案をやんわりと断り、榊の部屋に向かった。





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