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道化の国
濃紺の天鵞絨5


「ふあっ・・ああああーっ!」


美咲の腰が降りるのを見計らい、センリは腰を強く打ちつけた。
突然にぶつけられた欲望は、美咲の脳内を一瞬にして真っ白に変えてしまう。

センリの肩に爪を立て、美咲は飲み込まれそうになる快楽の波を耐える。
首を竦め身悶える様を愉悦染みた表情で見つめるセンリは少しばかり眉をしかめるが、多少の痛みなど気にせず美咲の細腰を掴んで上下に動かし始めた。

伴われる腰の動きから逃れようとせども、しっかりと捕まえられていてはそれも出来ず。
まるで自らセンリを欲して動いているかの様に腰をくねらせている。


「美咲・・、そんなに慌てなくても・・・。」

「なに・・・、んあっ!そこ・・・、ひ・・・ッ!やっ、ああっ!」

「この体位だとこの場所が好きなのですよね・・・、思う存分可愛がってあげますよ・・・。」


揺れる膨らみを両手で包み込み、紅い突起を口に寄せた。
舌先で突くように刺激すれば美咲は竦ませていた首が反り返り、白い喉元が露になる。

美咲の背中に手を当て、吸い寄せられるようにセンリの唇が首を撫で上げる。
巧みな腰の動きに翻弄される美咲の象牙色の肌に、紅い花が散りばめられてゆく。

下から突き上げられ跳ねる身体が重力により下がれば、熱いセンリ自身が美咲を迎え撃つ。
圧迫する箇所は、美咲の意識を弾け飛ばしてしまうほどの快楽を与える部分。

滲む汗は美咲の肌をなめまかしく魅せ、自分の目の前で踊るように喘ぐ身体に恍惚感を覚える。
美咲が喘ぐ度に収縮を繰り返す秘所はセンリ自身を締め付け、その刺激から屹立は質量を増し、そして動きも加速する。


「美咲・・・、立てますか?」

「はっ、ああっ、無理・・・。」


センリ美咲の頬に手を当て、触れるだけの軽いキスをする。
柔らかく笑みを見せたかと思えば、センリは繋がったまま美咲の身体をソファへと横たわらせ伏した。

美咲は力なくソファに頬を寄せて、荒い息を吐き出している。
臀部を突き出した格好でいる美咲の背後で緩やかな動きを見せれば、背中が艶めいた表情を表している。

腰を掴んで激しい律動を開始したセンリは、その背中に唇を這わせた。


「んんーっ!あッ、あ・・ふ・・・あッ!」

「もう少し・・、もう少し淫らな踊りを見せてくださいね・・。」


揺さぶられる美咲は光沢のある滑らかな天鵞絨に突起を擦られ、前後から与えられる快楽に堕ちてしまっていた。




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あきゅろす。
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