「美咲。これほど滑りが良いのは、泡だけのせいなのでしょうか?」 「やぁ……はぁ……、知らな……い……んんぁ!」 センリは執拗に花芽を擦り上げる。 悪戯に動かされる指に翻弄され、美咲は座っているにも関わらず腰が浮く感覚がしてきていた。 「そう……知りませんか。では泡を落として確認してみましょう」 センリは美咲の肩先からシャワーをかけると、泡で見えなかった美咲の火照った肌が見る見るうちに露になる。 泡を完全に流しきり、よろめく美咲を支えながらバスタブの縁に座らせる。 その前に屈み込み、美咲の片足を手に取り縁にかけさせる。 センリの目の前には紅く充血した蜜壷が露になり、それを食い入るように見つめた。 「やぁ……センリ、……恥ずかしいよ。こんな格好……見ないで」 頬を紅潮させながら顔を逸らし、今にも快楽に飲み込まれようとしている瞳で呟いた。 「そのような瞳で言われても、ほら此処はこんなになって……。悦びの滴りを落としていますよ」 「ひゃああん、あん……あっ」 不意にセンリの指が蜜壷に沈められ、快感が押し寄せる。 一本から二本へと指を増やされ、濡れそぼった蜜壷が圧迫感を感じる。 センリは指を器用に蠢かし、喘ぐ美咲を快感に導く。 「やっぱり泡ではありませんでしたね、ちゃんと濡れている……と言わないと駄目ですよ?」 「やぁん、あん…や……センリ。ぁん……も…ダメェ……」 バスルームに水音が響きわたり、耳からも官能に揺さぶられる。 「まだイッてはいけません。正直に言わない美咲には、お仕置きが必要ですからね」 センリは美咲の耳元で囁きながらそう言うと、ぬかるんだ蜜壷から指を引き抜き、指に付いた蜜を見せつけるように舐め上げた。 「センリ……やだ。……はぁはぁ……私」 「正直になる気になりましたか?私にどうしてもらいたいか、言ってください」 美咲はだらしなく足を開脚したままの格好で、小さく呟く。 「……欲しいの」 「聞こえませんね、何が欲しいのですか?」 センリは立ち上がると美咲の顎を指先で持ち上げ、瞳を潤ませ蒸気した顔を眺めながら美咲からの答えを待つ。 「セン……リが、欲しい……の。入れて……」 「良く言えましたね、とりあえず今はこれで良いです」 小さい声だが可愛いおねだりに満足したセンリは美咲をバスタブから降ろし、タイルの壁に手をつかせ後ろから美咲を一気に貫いた。 「あああん!あっ……うっ!」 「美咲、もっと声を聞かせてください。……可愛い声を」 センリは律動しながら美咲の首筋や肩口に舌を這わせ、時折肌を吸い上げ痛みを走らせる。 「やっ、センリ、あん……気持ち……良いのぉ……!はぁん、そこ……あっ!あっ……」 「美咲は此処が好きでしたね、お望みとあらばもっと良くしてあげます。正直に言えたご褒美ですよ」 ほくそ笑むセンリは美咲の感じる奥の一点を集中して攻める。 「ひゃああん、そこっ!やぁんっあんあんあぁ!……ダメ……もう……いっちゃ……う……」 「良いですよ、そのまま……」 センリの左手は胸に伸び、紅い突起を摘み、右手は腫れた花芽を摘んだ。 「きゃああ……ああぁ!……んん……ふぁっ」 身体中にセンリによってもたらされた快感に、美咲は絶頂に達した。 立っていられずに腰をセンリに抑えられ、美咲の息も整わぬ身体に、センリは律動を続けている。 「はん……っ、センリ……私もう……はぁん……だめ」 「私はまだです……もう少し……」 達したばかりの美咲の身体は、また快感の波に囚われ始めていた。 「やぁ!また……イッちゃう……ぁ……あああっ!」 「美咲……締め過ぎです。……クッ」 湯気の立ち上るバスルームで二人同時に果て、美咲の奥底にセンリは精を放った。 |