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Reborn!
独りは嫌なの(家奈々)



『奈々は笑顔が似合うな』

日だまりみたいな笑顔が似合う、だから泣かないでいてくれるか?──そう問いかけられたら、もちろんよ、としか応えられなかった。





貴方は常に居ないわ。帰ってきても瞬く間に仕事にいってしまう。そして貴方を待つ間中、私は笑ってるの。そして、もちろん貴方を出迎えるときも。


以前は我が家も賑やかだった。

ツっ君もいたし、何より、ランボ君、イーピンちゃんも、ビアンキちゃん、フゥ太君だっていた。みんないて、賑やかで、貴方がいない寂しさ、それも緩和されてた。だけど今はツっ君とランボ君はイタリアに行っちゃったし、イーピンちゃんは独り暮らしを初めて大学進学に向けて頑張ってるし、ビアンキちゃんとフゥ太君は世界を転々としてるみたい。
今はこの少し広い一戸建てに私独り。
何をしててもかまわない。ご飯もせがれまれないし、遊びもせがまれない、洗濯だって直ぐにすんでしまう。時間をもて余してしまう、寂しさを痛感してしまう。



貴方がいない、寂しさを。



貴方と何をしたいわけでもない、ただ、一緒にいたいだけ。
だけどいったいどこにいるだかすらわからない、生死の確認すらも危うい状態でどうやって貴方と連絡をとるのでしょう。
ヒーロとヒロインみたくテレパシーで繋がっているわけでもない私たちは何もできず、ただ寂しく私は貴方を待つしか術がない。
待って、待って、まって、マッテ、待ち疲れたら、ちょっとだけ笑顔を崩して泣いてもいいかしら?

駄目なら、早く帰ってきて、太陽みたいな笑顔を分けて。
そうしたら、私は日溜まりの笑顔でいられるから。


もう独りは嫌なの
(笑顔でいるのもつらいの)
だから



















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