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Reborn!
空っぽの恋愛(シャマビア)


もともと、綺麗な顔をしていた。ただ、ずっとその顔はもぬけの殻のように見えていた。



目の前の見知った美女が椅子に座っている俺を抱き締める。
彼女の身に何が起こった?普段なら一ミリたりとも触れさせてくれないというのに。ここぞとばかりに目の前にある乳房に顔をうずくめた。


「どうしたんだ?ビアンキ」
「別に、何も」
「普段のお前からはこんな事、想像もつかないんだけどな」


ふっと厭らしく笑うと、だって、と小さく呟く声がした。どうした?と問いかけたら、かさついた俺の唇に柔らかい感触。


「あなたが愛してるって言いながら、愛してなかったから」


目の前にある綺麗な顔が淡白に告げた。
淡白なその顔は変わらない。綺麗で淡白で━━魅惑的な虚ろな瞳。
何かが欠けた顔をしていた。



「私に足りないものを与えてくれるっていってたのに、私は変われなかったから」


結局、あなたは私に足りないものをくれてなかったんじゃない?━━愛を。
呟くように告げるビアンキの頬に触れる。そんなことはないぜ、と言っても浮気相手はごまんといた。認めてもらえるわけがない。
ただ、彼女にも、正真正銘の愛を捧げた。
だからきっと空っぽ瞳に少しだけ意思の強そうなものを感じれるようになったのだ。嫉妬と言う名の、欠けた恋愛感情を。




空っぽの恋愛
また、気付いてない。
嫉妬で、こんなにも俺で埋め尽くされているってことを。
















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あきゅろす。
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