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novel
そばにいたくて(塚不二)




君と出会ってからもうどれくらい経つんだろう。








君はいつしか僕の中で気になる存在になっていた。
他の誰よりも強くて、周りの者たち全てを魅了するそのテニスプレイが僕を惹き付けて止まなかった。
そして、その姿を見る度に君の虜になっていて。

同じ時間を共にすればするほど、もっと君に近づきたいって思うようになっていった。



こんなことを僕が思ってるだなんて君は知らないだろう。





この想いに気付いて欲しいと願う気持ちと、伝えたときに拒絶されてしまったらどうしようと不安に思う気持ちが交錯する。






僕はどうすればいいんだろう。


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