小説
上級魔法
アルス達は、各自自分の部屋に戻らず、アルスの部屋へと集まった

アルス「竜王の手下があんなにいたのか」

モコモコ「そうだぜまったく」

リディア「下級モンスターって言ってたから、まだまだ強いモンスターがいるのね」

テラ「そうじゃのう」

アルス達は、ため息をついた

アルス「早く竜王を倒さないと世界が竜王の手下により、壊滅されてしまう」

モコモコ「そうだな、俺も頑張るぞ」

リディア「そうよね、竜王を倒さないとだめよね
でも、今のままでは勝てないわ」

アルス達はまたため息をついた

テラ「そうじゃ、リディア殿」

テラは何かを思い出したようだ

リディア「何ですか、テラさん」

テラ「うむ、お主なら上級魔法を扱えるはずじゃ」

リディア「上級魔法ってテラさんが使っていた『サンダガ』をですか」

テラ「そうじゃ、よく知っておるではないか」

リディア「私の村では中級魔法までしか出来なかったのよ、それでも出来るの」

テラ「無論じゃ、リディア殿ならばメテオも扱えるはずじゃ
わしの10倍以上もMPがあるからのう」

リディア「10倍以上もあるの」

アルス「すごいよリディア」

モコモコ「すげぇーぜリディア」

リディア「うふふ」

テラ「では、わしに着いてくるがよい」

リディア「はい」

アルス「俺たちもいこう」

テラ「いや、止めておいたほうが良かろう
あそこは、魔法使いではないものが入ると体が消滅してしまうからのう」

アルス「分かりました…」

モコモコ「げげっ消滅!?」

リディア「安心してみんな、私は大丈夫だから」

そう言いリディアとテラは部屋を出て行き魔法を練習するところに行った

テラ「では、今から24時間で上級魔法を扱えれるようにするのじゃ」

リディア「24時間、分かったわ」

テラ「まずは」

っとテラは懐に入れていた本を取り出し、ページをめくり『ファイガ』『サンダガ』『ブリザガ』が載っているページを開いた

テラ「よーく見ておくのじゃ」

リディア「はい」

テラ「『ファイガ』」

テラが唱えると巨大な火の固まりを繰り出した

リディア「すごい」

テラ「まずはこれをやるのじゃ」

っと言いテラは本を見せた

リディア「え〜と、分かったわ『ファイガ』」

するとテラよりも大きな火の固まりを繰り出した

リディア「出来たわ」

テラ「うむ、一発とは素晴らしい」

リディア「ありがとうございます」

テラ「次は…、見せなくても大丈夫じゃな『ブリザガをやってみるがよい』」

リディア「分かったわ『ブリザガ』」

リディアが唱えると四方八方から巨大な氷柱を繰り出した

リディア「出来たわ」

テラ「さすがじゃな、では次じゃ」

リディア「分かったわ『サンダガ』」

リディアが唱えると巨大な雷を繰り出した

リディア「出来たわ」

テラ「さすがじゃのう、まだ1時間も経っておらんのに上級魔法をものにするとはのう
じゃが、次はメテオじゃ、わしは見本は見せられんからのう」

リディア「分かったわ『メテオ』」

…、何も起こらない

リディア「出ないわね」

テラ「気長にやるがよい」

リディア「『メテオ』」

やはり何も起こらない

リディア「難しいわね」

リディアの練習は12時間続いた
そして―

リディア「『メテオ』」

リディアが唱えると天から隕石が降ってきた

リディア「やったわ」

テラ「もう出来たんかいのう、やはり魔法の才能があるのう
体も大丈夫そうじゃし」

リディア「うふふ、でも白魔法は一切駄目なのよ」

テラ「そうか、そればっかりはいくら練習しても扱えんのう
それじゃ、部屋へと戻るかいのう」

リディア「はい」

そう言った後リディア達は部屋へと戻って行った

アルス「おかえりリディア」

モコモコ「おう戻ったか」

リディア「ただいま」

アルス「上級魔法は出来るようになったのか」

リディア「出来るようになったわ」

アルス「さすがリディアだね」

モコモコ「すげぇーぜ」

アルス「あっリディアが戻って来たら話そうと思ったけど、グルタスさんが来て明日飛空艇で同盟国のレン城に俺たちも連れて行くと言ってたよ」

リディア「分かったわ」

そう話している内に夕食になり食堂へアルス達は向かった
食事を手短に済ませ、各自自分の部屋へと戻り持って来た荷物をカバンの中へと詰めて、就寝した

[*Back][Next#]
[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!