小説
幻獣使い
数分後、リディアの家に着いた

リディア「ここですよ。あがってください」

アルス「ありがとう。お邪魔します」

モコモコ「お邪魔します」

アルス達はリディアの家にあがった

リディア「その辺に腰掛けてもいいですよ」

アルス「分かりました」

モコモコ「あぁ」

そう言いアルス達はその辺に腰掛けた

リディア「何故、あなた達は、魔の海域に居たのです」

アルス「魔の海域?」

リディア「そうです、ラルット神殿の別ルートだと嵐に遭うのです。そしてその海域は魔の海域と呼ばれているのです」

アルス「そうか、それで…その魔の海域を抜けないとラルット神殿には行けないのか」

リディア「えぇ、いけませんわ」

アルス「そうか」

アルスは、深くため息をついた

リディア「どうしたのです」

アルス「あっ、今更だけど俺たちにも敬語を使わなくてもいいよ」

リディア「そう?」

アルス「うん、そのほうが、話やすいし」

モコモコ「そうだぜ」

リディア「ありがとう、アルス、モコモコ」

アルス達が言ったことで、リディアも日常通りに話を始めた

リディア「さっきの、ため息は何なの?」

リディアは問う

アルス「いやな、魔の海域を抜けないと、ラルット神殿に行けないっと言うのを聞くと」

リディア「何故、ラルット神殿に行くの」

アルス「あぁ、ラルット神殿に行って『光の剣』を手に入れて、魔王竜王を倒すためだよ」

リディア「魔王竜王!?やはり蘇ったのね」

アルス「あぁ、既にある島が破壊されたんだ」

リディア「破壊された!?」

アルス達はうなずいた

リディア「決めたわ、私も一緒に行く」

アルス「えっ、町は大丈夫」

リディア「心配要らないわ。この島全体は、悪しき心を持った者は、入れないの」

アルス「お〜!!そうなんだ」

モコモコ「すげぇな」

リディア「えぇ、魔の海域を抜けるには、幻獣使いの力が必要なの」

アルス・モコモコ「えっ」

アルス達は、驚いた

アルス「分かった。一緒に着いてきてくれ」

モコモコ「おう、俺も賛成だぜ」

リディア「そうと決まれば、船を貰ってくるね」

アルス「ちょっと待って。まだ、テラが見付からないみたいなんだ」

すると―

「おーい、リディア様、老人が海岸に流されていました。意識はしっかりあります」

アルス「老人…、まさかテラ」
モコモコ「そうだぜアルス、テラに違えねぇ」

「ちょっと、おじいさん、休んでおかないと」

テラ「なーに心配いらんぞよ。ワシは魔法使いじゃ、手当てぐらいしておるのう」

アルス・モコモコ「テラ」

テラ「おー、アルス、モコモコ、無事じゃったか」

アルス「テラも無事で良かったよ」

リディア「この方が、もう1人の仲間」

アルス「そう、魔法使いテラだよ」

テラ「あんたが、さっき言ってたリディアじゃな」

リディア「よろしく、テラ」

テラ「どういう事じゃ」

アルス「リディアも一緒に行くことになったんだ」

テラ「おーう、そうじゃったか、よろしくのうリディア」

リディア「じゃ、私は船を貰ってくるわ
少し、そこで待ってて」

そう言って、リディアは船を貰いに行った

数分後―

リディア「お待たせ、貰って来たよ
海岸に回してもらうように言っておいたわ」

アルス「ありがとう、リディア」

モコモコ「ありがとうよ」

テラ「ありがとうのう」

リディア「旅の支度してくるから、少し待ってて」

そう言って、リディアは家に入って行った

またまた数分後―

リディア「お待たせ」

アルス「じゃ行こうか」

「おう!!」

っとアルス達は空に手を挙げた

そして町を歩いていたら

「リディア様、どこに行かれるのです」

リディア「皆と旅に出掛けるの」

「待ちなさいリディア、ちょっとこっちへおいで」

リディア「おばあちゃん」

リディアは、言う通りに、おばあちゃんのところへ行った

リディア「なーにおばあちゃん」

「なーに、御守りを渡そうと思ってよ」

そう言いおばあちゃんは、リディアに御守りを手渡した

リディア「ありがとうおばあちゃん、行ってくるよ」

「気を付けて行くんじゃよ」

リディア「うん」

アルス「それじゃ、行こうか」

モコモコ「あぁ」

テラ「うむ」

リディア「えぇ」

そう言いアルス達は、船に乗りこみ出航するのであった

[*Back][Next#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!