小説
ラルット神殿の秘密
そして、船がある場所に着き、アルス達はイクリア島を出航した

10分後―

アルス「テラ、ラルット神殿は何日で着くんだ?」

テラ「そうじゃのう、この小舟じゃと、1週間かかるかもしれんけんのう」

アルス「1週間もですか!?」

モコモコ「おいおい、長すぎだぜ」

テラ「仕方がないのう、ラルット神殿に入るだけでも大変じゃと言うのに」

テラは、ラルット神殿に入るだけでも大変だと打ち明けた

アルス「えっ!?どう言う意味ですか?」

モコモコ「そうだぜ」

テラ「神殿と言うだけあって、普通は地上から入ると思うじゃろ」

アルス・モコモコ「あっうん」

テラ「しかし、ラルット神殿は別じゃ、神殿の最上階から入るのじゃ」

アルス・モコモコ「何だって!?」

2人は、かなり驚いた

アルス「っと言うことは、気球などで入るのか?」

テラ「いいや、気球じゃあそこには近づけない
風がかなり強く、気球じゃ無理なんじゃ」

ラルット神殿の近くでは、風が強く空から入る事は不可能のようだ

アルス「気球では、無理と言うことは、神殿をのぼるのでか?」

モコモコ「それしかねぇだろ」

テラ「いいや、ラルット神殿は外壁は高温な為、のぼる事は不可能じゃ」

アルス「では、どうやって最上階に行けばいいんだ」

モコモコ「アルスの言う通りだぜ」

テラ「うむ、ラルット神殿に入るには、近くに崖があるその崖をのぼり、神殿で飛び乗るのじゃ」

アルス「それも、危険なのでは」

モコモコ「風が強いんだろ」

テラ「確かに危険じゃ」

アルス「そこしか、入るとこないのか」

テラ「いいや、もう一つだけあるけんのう」

アルス「あるのだったら、教えてくれないか」

モコモコ「そっちの方が安全なんか?」

テラ「あぁ、100%安全とは言えないが、さっき言ってたのよりは、安全じゃ」

アルス「安全ならそっちに行こう」

モコモコ「安全な方がいいからな」

テラ「確かにそうじゃが、遠回りだから9日かかるけんのう」

アルス・モコモコ「9日!?」

テラ「うむ、途中で洞窟に入るからのう」

アルス「洞窟か、9日かかるけど、そっちに行こうか
テラ、どっちの方角だ」

モコモコ「そうだな、9日かかるが、そっちの方がいいだろ」

テラ「分かったのう、では船を東北東に向けてくれんかのう」

アルス「モコモコ、東北東に舵をきってくれ」

モコモコ「あいよ、分かったぜアルス」

っと言いながら、モコモコは舵を東北東に向け舵をきった

モコモコ「向けたぜアルス」

アルス「ありがとう、モコモコ」

こうして、アルス達は東北東に舵をきりラルット神殿のもう一つの入口に向かうべく、ラルット神殿に繋がっている洞窟に向かうのであった

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あきゅろす。
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