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あなたの熱で





ジリジリと照り付ける太陽の下
とある海賊船のとある一室で
一つのベッドに2人の男女。






「ねぇ」

「……」

「ねぇってば」

「…何だよ」

「暑いんだけど」

「俺も」

「じゃあ離れてよ」

「それは無理」

「なんで」

「俺、なまえから離れると死んじゃう病だから」

「何それ〜どこかの狙撃手さんみたいだね」

「なまえいい匂い〜」

「聞いてる?」

「ん〜、あんま聞いてない」

「エース体温高いんだからさぁ、ちょっとはこっちの身にもなってよね…夏だよ今。夏」

「ヤダね〜もうちょっとこのままがいい」

「………」

「なまえ、」

「何」

「キス」







ジリジリと照り付ける太陽の下
2人の男女の1つの影





なまえが彼の腕の中から解放されたのは

太陽が傾き始めた頃のこと






あなたの


(このまま溶けて、)
(ひとつになってしまえたら)










−−−−−

激短…!撃沈…!
べったり甘えたさんのエース






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あきゅろす。
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