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続・王道じゃない!
ギャグ/腐男子/不良×平凡
※登場人物
作ってみました。
楽しい楽しい昼休み。奇しくも王道の主人公まっしぐらの親友を見守るべく、俺は屋上に潜入
・・・・・・・・・の筈が
「リク、リク、リク」
「うるさいですよ、イシイ先輩。」
何故だか定番の屋上ではなく、教室。
目の前には、バカみたいに俺の名を連呼する美形。
シンゴがソウジ先輩にコクられ、清い男男交際(未だ手を出した報告なし、ヘタレ攻め、いいよ〜) を育み始めた最中、またも王道の如く現れた『不良攻めの良き理解者で親友のチャラ男で実力No.2』に熱烈アピールを受ける事になった。
それがこのイシイ先輩。
『二人の邪魔したら、蹴られて死んじゃうよ〜、俺達は俺達でガンバローね?』なんて軽いノリで俺の昼の楽しみを奪った挙げ句、毎日屋上にビビりながらも健気に向かうシンゴの代わりにやってくる。
『王道CPには王道サブCPでしょ』と同じ匂いのする台詞と共に。
「リクリクリクリクリ・・・・・あっ、クリ?栗狩り行きたくね?ソウジにぶつけて、シンちゃん犠牲に愛の逃避行。うーん、ロマンじゃね。」
「季節外れに一人で籠しょって出かけたらいいと思いますよ。俺、その間心起きなくシンゴとソウジ先輩の観察しますから、はい、ドーゾドーゾ」
「冷たいねぇ、そしてつれないねぇ。まっ、ツンデレ萌えは過程が楽しいから、挫けないんだよね、俺。」
えへっ、て照れてる美形。それはそれで美味しい。ああ、美味しいさ。
だから他に向けてくれ。
「デレませんから、絶対デレませんから。本当のツンでデレる奴探して、あわよくば俺に萌え提供してください。」
そう!!!今観察出来ないシンゴの萌え分を含めて!!!!
可愛い受けとにゃんにゃんしてくれ!!!
だってはっきり言って自分萌えの趣味はない。元々ノーマル、巨乳より美乳派☆の俺に、180超えの男に突っ込む趣味も突っ込まれる趣味もない。
親友はどうなんだ?とか思った?それはそれ。あれは王道だから仕方ない。ノーマルでもなんでも、あれは不良×平凡だから仕方ない。もう運命だし、決まってるし。
だから俺は別!!!しかも俺、どんなにサブCPに味があろうとメインが好きだし、サブは邪道だし。
「欲張りだなぁ、リクは。そんな事言う子に限って、デレデレになって『ユウヘイ先輩、いやぁ、あっ、リクのあそこっ、もっといじめてぇ〜☆』とかMに目覚めたりするんだよね。」
「・・・・・・・・・・きもっ」
「リクがやったら萌えだよね。あー、喘がせたいよね。」
ツンデレじゃねぇし、と思いながら、思考が理解できる自分が嫌だ。
「気持ち悪いって言いませんでした?」
「そんな、ツンなとこ萌え。」
「・・・・・・・・・うざいです。」
「でもさ、俺、ツンデレ受けには鬼畜攻めもアリかなって思うんだけど・・・」
「・・・・・・・・・・。」
にんまり笑う顔はもう悪魔、いや鬼、いや鬼畜。
王道はメインCPだけで十分だっっ!!!!
◆◇◆◇◆
主張しようとした瞬間、耳噛まれた。
▽
登場する人
◇カナザキ リク
サブと言い張る主人公。腐男子で普通男子。
◇イシイ ユウヘイ
サブと言い張るメイン攻め。腐男子(?)。チャラい。
◇ヒラマツ シンゴ
主人公(リクの主張)なサブ。普通男子。
◇イナザワ ソウジ
王道不良攻めでメイン攻め(リクのry・・)。シンゴ溺愛。
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