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王道じゃない!
腐男子/ギャグ/王道/不良×平凡
※設定&注意を一応ご覧下さい。
「ど、ど、ど、どーすりゃいんだよ〜〜〜〜」
ちょっと早めに終わった授業。堪えられないとばかりに絶叫する親友に俺は・・・・・・・・
萌 え て た
朝イチでガラの悪い奴に連れ去られらしい親友のシンゴ。心配しながら五体満足で帰ってきたシンゴにホッとしたのもつかの間。
ただただ顔面蒼白、茫然自失の様子にちょっとフラグが立ったのは内緒だ。
なんのフラグかって、そりゃ・・・・・
「王道まっしぐらしとけばいんじゃね。」
「なんだよ、それっ!!!!」
びーえるだろ。
付き合いの長いシンゴにはカミングアウト済みのこの趣味。まぁ、シンゴは興味もない様子だし、俺も興味ない奴にあれこれ話す程野暮でもないし・・・・・しかし、親友がそのポジションに着いたのなら話は別。
「不良×平凡・・・・・ちなみに俺の理想は受け受けしてる奴よりちょっと強気がいい。虚勢はりながら手足プルプルに萌えーだな。」
「訳わかんねぇーし。」
「お前、理想。俺んなかで理想受け。まーさーに、灯台下暗し」
俺だってあまり身近に萌えを探す程節操なくないし、なんてたってここは男子校。むさ苦しさの中に小さな萌えを見つけてうさを晴らすしかないんだな、これが。
「だから、なんなんだよ。あー、もう、いい。」
「大丈夫だ。不良攻めは溺愛が前提だ。お前は殴られねぇし、ボコられねぇ。あっ、でも・・・・・」
たまに王道から外れて、なんか浮気に走るやついるよなぁ。
「一応、目みて『浮気したら別れるからな』って言っとけな。」
「なに、そのもう付き合う前提助言。」
「俺なりの友情。」
いくら近場に萌えがあっても親友の不幸と引き換えにするほど鬼じゃない。
親切にアドバイスしたのに、シンゴは不満そうだ。失礼なやつめ。
どーせ上目遣いになんだろ。
相手もそれに一発KOなんだろ・・・・・・やべっ、それ、見てぇ。
「んで、昼迎えに行くって言われたか?」
「お、おう」
「行ってこい。そして初チュー奪われてこい。泣きながら俺に逐一報告な。」
「お前・・・・・もう、やだ。」
シンゴから泣き(ちょっと萌える)が入ったところで、最高のタイミングでガラリと開く扉。
おお、お迎え、お迎え。
こんな所まで、王道だと何かもう笑い止まんないよな。
「迎えに来たよ!!シンちゃん」
ん?
やけにノリが軽い。ここは王道無口不器用ヘタレ俺様攻めで欲しかった。
声をたどりつつ、見た先には長身美形が二人。解りやすい黒髪と金髪。
黒髪はなんかちょっと気まずそうにこちらを見ながら、目が少し泳ぎ気味だ。
あれは・・・・照れだな(萌え)
って事は、今の声の主は、攻めの理解ある友人で片腕ポジションのやつの声か?軽さといい、名前ちゃん付けといい。
遊び人決定!!!!!!
うわっ、本当になんですか「この王道設定!!!!」「・・・・・・へっ?」
俺、今、声にしてないよな?
「やっぱり、シンちゃんの親友可愛い〜〜〜〜♪♪」
「・・・・・はっ?」
「コイツがシンちゃんに惚れた時から思ってたんだよね。絶対、シンちゃんの親友は俺好みで、絶対メインより人気のラブラブCPになるかなぁ〜〜って。きゃー、俺一目惚れ☆」
いやいや、サブCPがどちらも腐男子は王道じゃないだろー!!!!
叫ぶ前にものすごい勢いでタックルされた。
◇◆◇◆◇
俺は生暖かく見守って萌えたい!!!
▽
不良×平凡
に対して管理人は
◇呼び出されて脅されてうやむやに交際スタート
◇不良攻めは俺様か無口で受けにだけヘタレ
◇不良攻めはどっかのチームのNo.1(総長)
◇攻めには理解あるチャラくてゆるいNo.2が居る(腹黒orドS属性)
◇受けには理解ある親友がいる(同じビビりorちょっとクール)
◇メインが落ち着いた頃、サブCPイベント発生。
という偏見を王道だとおもってます。それを踏まえてお読み下さい。
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