【新説】虹色の鱗【モンスターハンター】
15.
155:◆d2hCxOK7H.
01月10日07時50分00秒 sf/YHMy1O
バリスタのある一室ではメンバーによる話し合いが行われていた。今後の活動やチーム編成等、まだ決めなければいけない事が山積だった。
( ゚∀゚)「…では現在在籍している面子でいくつかのチームを組んでもらう。不測の事態が起こらないとも言えないので、三人一組にしようと思う」
( 'A`)「それが良いと思います…流石に二人では心細いですからね」
川 ゚ -゚)「ふむ……あと、街から多少なりとも援助金が出ている。必要な物はここから出していけばいいだろう」
比較的スムーズに進んでいた会議であったが、いくつかの問題点も浮き彫りになってきた。
まず一つは悪質なハンターへの対処である。
飛竜が相手ならば「討伐」「撃退」と手段を選ぶ事が出来るが、同じ人間相手に力をふるう事に全員が難色を示していた。これは結局「撃退」「身柄確保」という感じで決まった。
( 'A`)(人間相手に剣を握る…あまり良い気分では無いが……)
そこにいる全員がドクオと同じ事を考えていた。出来る事ならば人間同士の争いは回避したいところであったが、再三の呼び掛けに応じない場合は仕方かなかった。そうならない事を祈るしか出来なかった。
もう一つは飛竜に対する対応である。
島の住民に危害を加えてはいるが、もとを正せば人間が行った行動への報復である。悪いのは飛竜ではない。それだけにこの件に関しては皆、慎重にならざるをえなかった。
( 'A`)「住民やハンターの横暴…飛竜の報復活動……こんなんじゃ共存なんて到底不可能だろ、現実的に考えて……」
結局飛竜に関しては結論が出る事は無かった。このままで話が進めば「撃退」「保護」といる形になるだろう。
ただ、先に述べた方法をとった場合、任務の難易度が飛躍的に上昇してしまう。悪質なハンターとのイタチごっこにもなりかねない。
( 'A`)「何か無いのか…別の方法は……」
ドクオは考え、自らで一つの結論を出した。
説得
言葉の通じない飛竜と、自らの欲に動かされたハンターを説得する。
それがドクオの考えである
( 'A`)「無理だな…そんな理想……」
156:◆d2hCxOK7H.
01月11日08時05分09秒 cc2cPWscO
結局今日は話がまとまらず、後日また会議を開くという事でドクオ達は解散した。各々が異なった意見を出していた為、それをまとめ、形にするまでには時間がかかりそうだった。
夜道を歩きながらドクオは考えていた。澄んだ空気が肌に触れ、季節の変わり目を予感させた。
この島は基本的に温暖な気候であるが、秋から冬にかけて気温が極端に下がる。冬を越そうとする獣達は活動が活発になり、ハンターとしての仕事はまだ増えるであろう。
( 'A`)「出来るだけ冬を迎える前に解決させたいが…現状だとどうにもならんか……」
川 ゚ -゚)「飛竜を撃退できてもハンターを止める事にはならないからな…逆に密猟者の思う壺だからな」
( 'A`)「ああ…密猟者を取り締まろうにも手掛りが少なすぎるし、人手が足りなさすぎる…放置するわけにもいかない……」
川 ゚ -゚)「そうだな、頭が痛くなる話だ…」
二人はうっすらと月の光が差し込む大通りを、ゆっくりと歩いていた。話している事は会議の事ばかりだったが、ドクオはこの空間が好きだった。
二人は沈黙し、空に浮かぶ丸い月を眺めていた。その月の輝きは優しく、母のように二人を照らし出している。
( 'A`)「どれだけ出来るかわからんが…今はそれでもやるしかないな…」
川 ゚ -゚)「そうだな、誰かがしなければいけない事だからな…」
大通りの真ん中で二人は家に着くまで話し続けた。
今の彼等にはそれで十分だった。
( 'A`)「明日ちょっと森へ行ってみる…現状を把握しておきたい」
川 ゚ -゚)「私も行こう、ついでにブーンと弟者も連れて行きたいんだが…」
( 'A`)「わかった。明日の朝、バリスタの入り口で集合だ、伝えておくよ」
ドクオはそう返事するとクーと別れ、一人で家路を急いだ。心に軽い落胆を隠しながら空を仰ぎ、それとなく月に微笑みかけた。
( 'A`)「まったく…なんで素直に『二人で行こう』って言えないのかね……俺って奴は…」
158:◆d2hCxOK7H.
01月15日21時26分26秒 Ucl6+qRRO
翌日、ドクオはクー・ブーン・弟者を連れて森へと出掛けて行った。悪質なハンターの横行により森は姿を変え、焼け焦げた木々の匂いが鼻を刺激する。
所々で火の手があがっており、そこで生活していた形跡が見られる。更に食べ散らかされた猛獣の骨が散乱し、まるで地獄でも見ているような光景だった。
(;'A`)「酷いな…マナーがどうとか…そんな問題じゃ無いだろ…?」
川 ゚ -゚)「この骨格はアプノトス…しかもかなり大型だな……相手も手練れだという事か…」
手にしていた骨を放り投げると、クーは周りを見渡した。生物の反応は無く、森は静まりかえっている。
しかし森の奥から空気を裂くような、火薬特有の爆発音が僅かに聞こえてきた。
(;^ω^)「い、今の…わりと近いお……」
(´<_`;)「ああ、しかもなんだ…ボウガンの音とは違うぞ…!?」
( 'A`)「こっちだ…見付かるなよ?」
忍び足で奥地へと向かうドクオは、嫌な予感を全身に感じていた。
悪意のあるハンターを相手にする事に軽い嫌悪感を抱きながら、違う事も考えていた。
( 'A`)「あのアプノトスの傷…骨を突き破り、内臓を破壊していた……ただの武器ではあそこまで傷付かない…」
川 ゚ -゚)「どうした?やけに険しい顔をしているようだが……」
( 'A`)「いや、俺の考えが正しければ…もう原始的な武器の時代は終わったんじゃないかなって……気にするな」
(;^ω^)「……?」
ドクオは一言ぼそっと呟くとまた前を向き、奥地にある湖へと足を速めた。
原始的な武器の終りを告げる物…その存在はハンターを更なる高みへと押し上げ、後の世に安泰をもたらすものだろう。
しかしドクオにとってはどうでも良かった。
ただ、この狂い始めた世界を元の、美しい世界に戻したい…その一心であった。
159:◆d2hCxOK7H.
01月16日10時51分15秒 f9QL3axRO
( 'A`)「居たぞ…」
ドクオが背を伏せるように指示する。草の生い茂る場所でしゃがみ、相手のハンターの動向をうかがっている。
クーとブーン、弟者はそれぞれの武器を構えて、静かに片足を地面へと落とす。
目の前ではあるハンターとイャンクックの死闘が、もう終焉を迎えようとしていた。
傷だらけのイャンクックはハンターとの距離を保ちつつ、いつでも逃げれるように辺りを警戒し始めた。しかしハンターは容赦無くイャンクックを攻めたて、不気味なランスで喉元を串刺にする。
同時に独立した機構が作動し始め、不気味な機械音を放っている。そして小さな金属の衝突を引金に、耳をつんざくような火薬の爆発が起こった。
(;'A`)「…ッ!!!」
その爆発にドクオは恐怖した。
今までに無い新しい武器の威力を、まざまざと見せつけられたのだ。
爆発の威力によりイャンクックの首から頭が離れ、湿った音を出して草むらに落ちた。普通のランスではここまでの殺傷能力は無い、ボウガンでも無いそれは、ドクオの予見した通り「原始的な武器の終焉」を意味していたのかも知れない。
(;^ω^)「な、なんだお…あんなの反則的だお…!!」
(´<_`;)「ボウガンとランスの融合…機械式の機構を内部に持つ、新しい型のランスか…!?」
( 'A`)「鋭い槍の切っ先を相手に突き刺し、傷口にありったけの火薬を叩き込む…なんとも悪趣味だが、一撃の破壊力は間違い無くトップクラスだな……」
動かなくなったイャンクックの胴体が、それを強く物語っている。傷口からは大量の血が噴き出し、緑の大地を赤く染めていく。鮮やかな赤色は徐々に地表へと吸い込まれていき、草にまとわりつく体液が一層鮮やかに見えた。
(,,゚Д゚)「ふん…良い出来だな……流石は渋沢作と言ったところか…」
そこには前に見た顔があった。
ランスの使い手「ギコ」
再びドクオとの熾烈な戦いが始まろうとしていた。
166:◆d2hCxOK7H.
01月23日07時29分58秒 U0XqjihcO
(;'A`)「なんつー武器だ…ありゃなんなんだ…」
ドクオはギコの持っている異様な形をしたランスに目を奪われた。ボウガンの火力とランスの強固さ、その両方を持ち合わせた新たな武器は鈍い光を放っており、自分達の持つ武器とは対極の存在だと身をもって実感した。
(´<_` )「あれは渋沢さんがギコの依頼で作っていた『ガンランス』…まさか完成していたなんて……」
川 ゚ -゚)「慈悲も何も無い…無機質な武器による殺戮……許すわけにはいかないな…」
そう言うとクーはギコの眼前へと足を早めた。ドクオはクーの行動にいち早く気付き、後を追って走っていった。
(;^ω^)「ああッ…駄目だお!!今はぐれたら大変な事に…」
(;'A`)「お前らはそこで待機してろッ!!…こっちは任せておけ!!」
(´<_`;)「し、しかしドクオ…俺たちは地図さえ持って……」
弟者の制止も虚しく、ドクオ達は森の奥へと消えていった。
(,,゚Д゚)「しかし扱いが難しいな…火力が強い分、反動が強すぎる。あとはこれを改良すれば」
川 ゚ -゚)「待て…武器を置き、頭に手を置いてこちらを向け…」
(,,゚Д゚)「ッ!!その声は……久しぶりだな…」
双剣を構えギコを牽制しているのは、紛れもなくクー本人であった。
だがギコはその言葉を聞かず、ゆっくりとクーへと顔を向けた。そしてお互いの視線が空中でぶつかり、風が沈黙を掻き消す。
川 ゚ -゚)「久しぶり……あんたは何も変わってなさそうだな…」
(,,゚Д゚)「二年で変われ…という事の方が難しいぞ。お前も変わってないな…」
川 ゚ -゚)「何故この島に来た?『飛竜を狩る為』だけが目的では無いな?」
(,,゚Д゚)「……」
(,,゚Д゚)「お前のフィアンセの意志を継いでいる…それでは納得いかんか、クー?」
167:◆d2hCxOK7H.
01月23日07時59分57秒 +4JcGE8sO
(;'A`)「うあー暑い…ったくどこに行った……」
ドクオはクーを追い掛け奥地へと入り込んでいた。足下にはイバラの生えた蔦が伸び、時たまドクオのふとももを刺激する。出血はしていないが、歩くごとに生傷が増えていき体力を消耗する。
(;'A`)「…居たッ!?」
二人を発見し、すぐさま駆け付けようとしたが、その場の空気の変化に気付いた。珍しくクーが、冷静なクーの顔が歪んでいる。憎悪・悔恨・怒り…あらゆる感情が溢れているようにも見えた。
川 ゚ -゚)「馬鹿な…あいつは…こんな事を望んでなどいなかった!!あいつはただ…人々の平和を祈って…」
(,,゚Д゚)「ああそうだ、人々の平和を祈っていた。だが飛竜の存在が、その祈りの邪魔をするんだよ。現にあいつは、あの迷子を助けようとして飛竜にやられたじゃないか?お前を残して…」
川#゚ -゚)「言うなッ!!それ以上言うのならば…」
クーは双剣の刃をギコへと向けた。目には少し涙が滲み、その細い腕は震えている。
(;'A`)「おいおいmjsk!?って冗談言ってる場合じゃないだろ…!!」
ドクオはクーの居る場所へと急いだ。が、思うように歩みが進まない。この時期の奥地は、ある一定の場所は密林のように入りくねっており、直線的に進む事が出来ないのだ。
(,,゚Д゚)「…同郷の友を死なせるのは心苦しいが…あいつに約束したからな。『クーにハンターを辞めさせる』ってな…」
川;゚ -゚)「…なッ!!」
明らかに動揺しているクーをよそに、ランスに火薬を詰め撃鉄を引き上げる。
そのガンランスの刀身を横に寝かし、突撃兵のようなスタンスをとるギコ。
(;'A`)「やばい…何をしてるんだ、クー!!」
169:◆d2hCxOK7H.
01月25日21時21分22秒 iZ51CgWKO
無慈悲なほど、ギコの攻撃は早かった。迷いなどは一片も無く、ただ事務的に槍の尖端をクーに向けて駆け出した。
その踏み込みの速さにクーは反応しきれず、その場に「標的」として立ち尽くした。
川;゚ -゚)「……ッあ」
気付いた時にはギコはすぐ目の前にいた。
しかし槍の感触が無い。あるはずの痛みや、肉を突き破る音なども聞こえなかった。ただ、金属のぶつかる音だけが放射状広がる。
(;'A`)「クー!!早く逃げろ…死にたいのかッ!?」
川;゚ -゚)「ドクオッ!!」
(,,゚Д゚)「お前は…あの時のひよっこかッ!!」
ガンランスの一撃を止められたギコは一旦二人から距離を置き、態勢をすぐに立て直す。ドクオの登場は予想外だったらしく、戸惑いの表情を浮かべていた。が、すぐにそれを手で払い、普段のギコの表情へと戻す。
(,,゚Д゚)「確かドクオ…と言ったか……何故俺の邪魔をしたがるんだ?街で出会った時といい、今といい…ウザイにも程があるぞゴルァ」
( 'A`)「知るかよ…俺は仲間を助けただけだ。文句があるって言うのかよ?」
(,,゚Д゚)「大有りだぞ…そいつは俺の「獲物」だ。お前なんぞに邪魔されてたまるかゴルァッ!!!」
ギコは自らの武器を一回転させ、ドクオを威嚇した。
しかしドクオはそれを無視し、腰に差したサンダーベインを静かに取り出した。目はギコから離さず、手だけを動かし柄を握る。
( 'A`)「マンドクセ…だからハンター相手は嫌なんだよ…」
川;゚ -゚)「ドクオ…やめるんだ。偶然は二度も起こらないぞ?」
( 'A`)「俺じゃ無理だって言いたいのか?…俺を甘く見ない方が良いぞ」
ドクオは嘲笑し、呟いた。
そして顔を赤らめ、震えた声でこう語りかけた。
(*'A`)「…難儀なもんだな、好きな奴がいるってのはよ……」
川;゚ -゚)「……?」
( 'A`)「偶然が二度も起こらないなら…今度は「奇跡」でも起こしてみるかな…!!!!」
171:◆d2hCxOK7H.
01月29日20時39分39秒 azxRl3DbO
( 'A`)「…行くぞ、ギコッ!!」
(,,゚Д゚)「身の程って奴を叩きこんでやる…お前の本能になッ!!」
言い終えたと同時に、二人の信念がぶつかり合った。金切り男が森に響き渡り、火花と落ち葉が空中に舞う。砂煙の巻き上がる中、二人は距離を詰め合いながら、鍔を競り合わせる。
( 'A`)「そんな鈍重な武器を持ってるんだ…小回りなら負けないぞ…!?」
(,,゚Д゚)「ほざいてろ…もう終わるぞゴルァッ!!」
ドクオは横に跳び、隙の多いランスの側面から攻め入ろうとしたが、ギコも百戦錬磨のハンターである。簡単には側面を取らせてはもらえない。
槍を巧みに操り、ドクオを一定の距離から近付けさせない。洗練されたランサーのなせる技である。
(,,゚Д゚)「砕け散れ…お前を殺して、俺はこの森を焼き払うッ!!!!」
ギコがトリガーに指をかけた。
その動作には慣れが見えており、かなりの時間を鍛練に費やした事が伺える。
引金を素早く引き、槍に装備された火器が盛大に火を吹く。無数の弾丸と高熱の火薬がドクオに襲いかからんと牙を剥いたのだ。
(;'A`)「うあ…このおぉぉぉぉぉッ!!?」
辛うじて避ける事は出来たが、その威力にドクオは戦慄した。
木の幹がえぐり取られ、枝が燃え盛り、細やかな灰となって地面に落下していく。
それを間一髪で回避したドクオはその光景に目を奪われ、人間の存在に恐怖した。
近代兵器の発達・改良、人間の飽く無き欲望と渇望、全てに恐怖した。
(,,゚Д゚)「次は外さん…おとなしく飛竜の餌になるんだなゴルァ!!」
赤く放熱する銃身をドクオに向け、雄々しくギコは吠える。目には先程の冷静さは微塵も無く、目の前の邪魔者を倒すだけの「機械」となり下がっていた。
(;'A`)「これじゃ…これじゃおかしくなった飛竜と遜色無いじゃないか……クソッ!!!」
172:◆d2hCxOK7H.
01月30日11時37分50秒 3kYvbmf/O
川 ゚ -゚)「ドクオ…ギコ……」
見守るしか出来なかった。互いの信念をぶつけ合い、その短い命を擦り減らしていく様を今までにも見てきた。その度に、クーは何も出来ずにただ見守る事しか出来なかったのである。
川 ゚ -゚)「私はただ…見ているしか出来ないのか…?」
そう考えているうちにもう一発、凄まじい轟音と共に小規模の爆発が起こった。ギコの切札、ガンランスが猛然と牙を剥き、ドクオに次々と弾丸の雨を降らせていく。
炸裂した薬筴の一部が地面を焦がし、大地が削りとられていく。
(;'A`)「駄目だ、近付けない……だがこれ以上離されるわけにはいかない!!!」
(,,゚Д゚)「…ッ!…ちぃ」
ギコが一歩下がる。
ガンランスの矛先を垂れ、慌ただしく動いている。
( 'A`)「……!?」
ドクオはいち早くその変化に気付いた。先程まで驚異に思っていた発砲が途切れる。それと同時にギコの動きに違和感をおぼえ、頭の中で事態を把握する。
( 'A`)「まさか…コイツ……なら即行動だ!!」
そう考えるとドクオは一気に距離を縮め、ギコにピッタリとはりつく。拳を前に出せば当たるくらいの至近距離まで近づき、それ以上は間合いを離さない。
(,,゚Д゚)「く…コイツ…ッ!!」
( 'A`)「やっぱりか…ガンランスは攻撃範囲は広いが、手元が死角だったか…それに……」
ギコに追走する形で、ドクオは更にプレッシャーをかける。
( 'A`)「こんだけ近付かれたら弾も撃てないよな?……どうする?」
(,,゚Д゚)「こ、この…ふざけた真似しやがって…」
( 'A`)「さて…これからは『ずっと俺のターン』だ…!!!」
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