中編 〜あらすじ〜 樺地のPSPはブロンドだった。なんか肌の色と同化していて気持ち悪かった。 〜中編スタート〜 「今日、皆でするのはMHPだ!!」 おぉ〜という声が皆の口から漏れた。 MHPと言えば、今大人気の狩りをするゲームだ。 CMで見て、やってみたいと思っていた宍戸の目が一際輝く。 そんな宍戸をみて長太郎の股間が一際もっこり輝く。 「では、ソフトを配る。入り次第、グラスの丘に集合」 「おっ、初めて聞くフィールドだな!!楽しみだぜ」 おかっぱがぴょんぴょん跳ね出した。 長太郎の操作を横目でみたら、一回一回、ボタンを撫でてから押している。 なんだかくじけそうになった。 5分後、そうとうやり込んでいるらしい跡部の装備を待ち、ようやく皆が揃った。 『待たせたな』 そうテロップが流れ、画面に現れたのは白いタキシードを装備した跡部。武器は薔薇の花束。 強い・・・のか? 率直な疑問は飲み込んで、他のメンバーを確認する。 普通に大剣を装備している岳人。 "おっ、かっけぇな" メイド服とはたきが装備な忍足。 "なんでだよ!!" 寝袋に入っている慈郎。 "狩る気、皆無かよ!!" 武道着のみを着る日吉。 "ドラゴン相手に素手かよ!!" そして股間に葉っぱだけの長太郎。 "もう、疲れた・・・" 「もぎったボタンのうちの一つがセレクトボタンで、初期装備しかできませんでした!!」 「なんや、お前の初期装備、もっこリーフかいな」 「黙れ、お前は何かの時についたティッシュだろうが」 「はい、そうです。ティッシュです」 そんな会話をよそに宍戸は自分の装備を確認した。 装備:何かの時についたティッシュ 武器:トイレットペーパーの芯 ・・・・・最悪じゃねぇか。 『お前ら、何をやっている。早速狩りに行くぞ』 跡部が意気揚々と花束を投げた。 花束が華麗に散っていく。 跡部の武器がなくなった。 もう、やりたくない・・・ そんな宍戸の気持ちを嘲笑うかの様に、一同は『グラスの丘』の狩り場に着いたのだった。 |