恋、来い。 入学式 いよいよ始まった入学式。 横にいる蓮に目をやると、もう寝ていた。 さっきまでは起きていたはずなんだけど。どんだけ寝んの早いの、お前。 「今年度学年一位で入った、城田冬麻に挨拶をしてもらう。」 校長先生が呼ぶが、相手は出てこない。 というか、城田冬麻って何処かで聞いた名だな。思い出せない。 「城田冬麻は欠席かね?」 …………欠席という確率は大きいだろう。 何故ならば、 ここには数十人の生徒しかいないのだからな! 新入生は200人ほどいるはずだが、ここには数十人。 さすがは不良校、といったところか。 「仕方ないので次に移ろう」 校長先生はため息をついて、次に移った。 校長先生、ため息の出る気持ち…分かります! そんなこんなで入学式は終わりました。 [*前へ][次へ#] |