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小説
※しびれ薬 ジャ遊+青
遊星とジャックはクロウと共同生活を続けている。
クロウは昔からの付き合いだからいいとして、最近記憶喪失だとかゆうブルーノという男を雇ってしまうせいで俺と遊星の時間が大幅に減ってしまった。
機械の事に詳しくないジャックにとって2人が共通の話題で楽しそうに盛り上がっているのを見ると、たとえ遊星が認めた優秀なメカニックだとしてもブルーノのことはどうも好きになれない。

最近の遊星の生活リズムといえば、昼は修理の仕事をし、夜は明け方までブルーノと一緒にD・ホイールの調整…。
全く一体いつ寝ているんだアイツは…。
それにここ何週間も遊星と身体を重ねてない。いい加減俺にも限界がきている。遊星のことだからきっと抜いていないんじゃないか?こんなに溜めて遊星の身体は平気なのだろうか?
同じ男としてこれは心配せざるを得ない…が、睡眠不足の遊星を無理矢理起し行為に持ち込むのというも気がひける…し、そんなことしたら次の日から当分口も聞いてくれなくなる…。ただてさえ無口なのだ、無視だけは本当勘弁してほしい。

(はぁ…全くどうしたものか…。)


寝室につき、ベッドに横たわり目を閉じれば僅に聞こえてくる遊星の声。少し前までこの時間遊星の部屋にいて身体を重ねていてもおかしくない事を考えるといっそうこの一人の空間が淋しく想えた。
つい深い溜め息が口から出た
そしていつの間にか遊星のことをいろいろ考えているうちに、ジャックは眠りに落ちてしまっていた。





ジャックの眠りはどちらかと言えば浅い方だ。
酷く疲れている時は別だが、近くで人の気配や物音がすると自然と目が醒めてしまう。
当然、自分の部屋に誰かが入ってきたら気付かないわけがない。
(…一体こんな時間に誰だ…)
睡眠を妨害されたことに苛立ちながらも薄く眼を開け、扉の方を見ると見覚えのある蟹頭がこちらの様子を伺っているのが見えた

「なッ…遊星…!?」
俺の想いが通じたかのようにドアの前に遊星が立っていた。
遊星は俺が起きたことに驚いたのか、びっくりしている様子だった。

「…起こしてしまった…か、すまない…静かにきたつもりだったのだが…」
あいにく今日は満月ではない為、電気の付いていない暗闇では遊星の表情が見えないのが非情に残念だが、遊星自身が俺の部屋へ尋ねて来るという滅多にないこの事態に俺は驚きを隠せないでいた。

「どうしたのだ遊星?珍しいな、こんな夜中に」
俺が問掛けると遊星は下をうつむき
「いや…その…最近ソファでばかり寝ていたから…」

聞取りずらかったが…確かに俺はこの耳で聞いた。


「だから……たまには…ジャックと寝ようと思って…。」



この発言にジャックの口元が思わずにやりと緩んだ。これはつまり…“夜這い”と考えていいのだろうか?
遊星が俺の部屋に夜這いをしてくるなど!昔を思い返しても、今まで一度もなかった事だ。しかも、恥ずかしそうにこちらの反応を伺っている遊星がときたら凄く可愛い。
「それなら自分の部屋に行けばいいだろう?」
とつい意地悪にいってやると
やはり迷惑…か?なんて真剣なまなざしでこちらを見るものだからなお愛しい

迷惑なハズがあるか!

「来い、遊星。 俺をずっと差し置いてアイツと機械いじりばかりしていた分覚悟しておけよ?」
俺は台詞を吐くと共に強引に遊星の腕を掴みベッドへと引きずり込んだ
「ちょっ…ちょっと待てジャッ……んッ」
静止などお構いなしに体勢を崩し俺の体の上に覆い被さっている遊星に深くくちづけ、遊星が逃げない様に手を回し後ろから頭をがっちり押さえつける。
髪に触れると後ろ髪が少し濡れているのに気づいた。ここへ来る直前までシャワーを浴びていたのだろう、石鹸のほのかな香りがジャックの鼻孔をくすぐる。

髪を梳きながら何度も遊星と視線を絡め合わせながら遊星に激しくくちづけた。そして歯列を割って舌を捩込んでしまえばどちらとも分からない唾液が重力に従い、ジャックの口許から首筋へと伝い落ちていき枕に染みを作った
「んンッ……!」

舌を絡ませている内に段々と遊星もジャックの舌に応じようと懸命に舌を絡め合わせてきた。
(全く…キスが下手なのは相変らずだな…)
稚拙な舌遣いでも遊星のキスに俺の欲望は徐々に増してゆくばかりだ。
押さえつけていた手を離し、唇を離すと窓から射す僅かな光を受けた銀の糸がぬらぬらと2人を繋いだ。
「はぁッ…はぁッ……」
長いくちづけに遊星の息は既に上がっていたが、ジャックはそんなのお構いなしに遊星のシャツの中に手を入れ、ぷくりと主張した突起を見つけると指先で巧みに弄り始めた。
「あッッ……!」
「駄目だなぁ…遊星。俺はまだキスしかしてないぞ?」
「やぁんッ!そんな…だってッ…ジャックがッ…!」
遊星の息は益々上がり、ジャックが与える快感に身体がびくびくと震え出してきている。

「それにしても気持ちがよさそうだなぁ遊星?久しくしていないからか?」

ジャックは遊星の突起に吸付きながら服の上から遊星の中心に触れた。
「やぁんッ…!!」
主張している遊星の中心をやわやわと扱きだすと遊星の口からは嬌声が出る。
「んんッッ!!」
ジャックにしがみつきながら、声が出るのを必死で押し殺す遊星。

「どうした?声を出せば楽になるぞ遊星?」
と耳元で低く吐息混りに囁いてやれば、
「い…嫌だ…ッ」
なんて胸の上から頬を赤く染めながら潤んだ瞳で訴えくるものだからジャックから見れば煽っているようにしか見えない。

(…やはり今日は手加減できそうにないな…)

「可愛いなぁ…お前は」

ジャックは体勢を入れ替え遊星を押倒すと、ギシギシとベッドが軋む音が部屋中に響いた。
何が起こったか遊星が理解する前にジャックは素早く遊星のズボンを下着ごと剥ぎとった。
「なッッ…!」
すると反り返った遊星自身が勢いよく飛出してきて咄嗟に前を隠そうとした腕もジャックの腕力を前には意味がなかった。

「ほぅ…もう随分ときつそうじゃないか遊星?」
暗闇にも目が慣れていき、遊星の恥部に熱い視線をそそいでいると、悔しそうな呻き声とともに羞恥心からギュッと目を瞑ったときに遊星の瞳から涙が一筋零れ落ちた。
「泣くな」


遊星を落ち着かせようと頬に舌を這わせ零れた雫を舐めとり、晒け出された遊星のそそり立つ肉棒をジャックの骨張った手が上下に扱き始めた。
「はぁんッッ…!」
布越しではないダイレクトな刺激に身体をくねらせながら甘い痺れが走る感覚に必死に耐えている遊星だが、少し擦っただけで、たらりたらりと先端から先走りが次から次へと溢れだしていき、先程よりも硬度が増した遊星の肉棒には血管が浮き出ており早くも限界がきている様だった。
「やぁッッ…ジャック…ッもうッッ!!!」
出るッ…!そう遊星が言おうとした瞬間、ジャックが顔を近付け遊星の肉棒を咥え込んだ。
「ひああぁッッ…!?」

ジャックが深く咥え込んだと同時に遊星の溜まっていた精液がジャックの喉目掛けて勢いよく飛出した。
「ッ…!」
これには一瞬表情を曇らせ、少しえづいたジャックだったが、遊星のだした白濁をこくり…とゆっくり味わう様に飲み下した。
「のッ飲むな!出せジャック!」
慌てて熱で蕩けた身体に鞭を打ってジャックの頭を両手で退かそうとするが、全くびくともせずジャックはくちゅくちゅと手と舌を巧みに使いながら、残りの精液も絞り取ろうと忙しなく口を動かす。
「やぁぁッ!だめぇッッ…!!」
ついにはジャックの口淫に我慢しきれず甲高い声を出しながら、残っていた分もジャックの口内へと吐き出した。
「あぁ…ッ…」

「濃いな……。」
ぺろり、と口の端についた精液を舌で舐めとると遊星からはぐったりと力が抜け、ボンヤリとした碧色の瞳でジャックを見つめていた。

「…本当に抜いていなかったのか、全く体に毒だぞ」

「……最近手が離せなくて…それに自慰はあまり好きではない…」

遊星は昔からそうだが集中していると他に気が回らない癖がある。
その性で高熱が出ていることすら気付かず倒れた事もあるくらいだ。
全く変なところで抜けているというか…。
まぁ、その話は今はいいとしてそろそろ俺の方も満足させてもらわなくてはな…。
先日、某町長になった旧友の口癖を思い出しながら遊星の出した体液で濡れている後ろに指をいれほぐし始めた。
「あァッ…!待って…まだ体が…!」
「もう充分休んだだろう?それに俺もさっきから限界でな…」
ジャックも下を寛げると体格に見合う大きなモノが天を仰いでいた。
何度か見ているハズだがこれから予想される行為に遊星の顔がひきつる。元々排泄に使う器官であるそこは、物を受け入れる様にはつくられていない為、指を入れるだけでも酷く気持ちが悪い。

しかし指が1本…2本…と増えるとともに遊星の気持ちとは裏腹に身体はヒクヒクとジャックを求め、痙攣し始める

「はぁ…遊星…お前も俺が欲しいのだろう?」
再び勃ち上がった自身をゆるゆると握り込まれながら、艶めいた声で言われては僅かに残っていた理性も崩壊した。

「ぅッ…ジャック…が欲しい!」
その言葉を合図にジャックの熱の塊が遊星の中へと入っていく。
ギチギチとほぐしてもキツく締め上げる遊星のナカに早くもイきそうだ…。
「…ぐっッ!動かすぞ…」
酷い圧迫感に遊星の方も苦しそうだが、俺がゆっくり腰を動かすにつれて、呻き声もたちまち嬌声へと変化していった。
「ひあッ…!!」
前立腺を擦ると一層甲高い声を出し、慌ててシーツを噛み、声を押さえる。
「ふ…今のはブルーノ達にも聞こえたかもな…」
(仲間に聞こえてしまうのは…それだけはッ…!)

必死に喉が潰れるの覚悟で快楽に耐えていても、ジャックの欲望は前立腺ばかりを責めたて、遊星の口からはとうとう耐えきれず嬌声がでる。
「ジャック……ッ!!」

「遊星…ッッ!」

「ああッッ!」

遊星の収縮と供にジャックの熱い飛沫がナカで弾け、大量の精液が遊星のナカに注ぎこまれた。遊星も2度目の射精をし、がくりと全身の力が抜けた様にベッドに倒れこんだ。

遊星の太腿から飲込みきれなかったジャックの精液が、前からは自分で出した精液が伝い落ち、先程までの余韻が抜けないのか、焦点の合わない目で虚空を見つめていた。

遊星を抱締め汗で張りついた髪を退けて、襟でギリギリ見えるか見えないか微妙な位置に唇で紅い印を刻んだ。

「愛しているぞ…遊星、だからあまり俺を遠ざけるな」

ジャックからは聞いたことのないような不安に満ちた声だった

「俺には…ずっとジャックだけだ、だからそんな顔しないでくれ…」
俺は泣きそうな顔でもしていたのだろうか…その後遊星は俺が気にしていた事を言い出した

「あと…ブルーノは大切な仲間だ……でもジャックみたいにこういう事をしたいとは思わないな。」
「遊星ッ…!」
その一言で最近までのイライラが消し飛んだ様に心が軽くなった。

「だから…その、俺といる2人でいるだけで、殴ったり睨んだりするな。」
遊星に全て見透かされているようでとても悔しいが、本当の事だから反論が出来ない

「それは……努力はしよう」

(まぁ、無理だろうがな…。)

どちらともなく唇が触れ合い優しく啄むようにくちづけを交わす。

「遊星…愛している…」

遊星の体をすっぽりおおうように抱き締めると、愛の言葉をうわ言の様に何度も囁いた。


「俺もジャックと同じ気持ちだ」

愛してる。


ジャックの腕の中で遊星が微笑むとお互い向いあって眠りにつき、幸せそうな2人の手は朝起きるころまで離れることはなかった。






後書き

人生初のえろ小説。酷い文章なんだけど見返すの恥ずかしくて出来んッ! 顔からクリムゾンヘルフレアーが出そう

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あきゅろす。
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