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慶太はよく分かってる。
テレビの中だけが全てじゃなくて、プライベートや本当の性格が違う人は沢山いるんだ。
俺もその中の一人。
そんな事を思っていると、慶太は笑っていった。
「僕はどっちも好きだよ。芸能人のMASATOも普通の雅斗も。」
「……どうも。」
俺は素っ気なく返す。
「じゃあ、コンビニでも行ってご飯買ってくるね。待ってて。」
「……あ。」
止める暇もなく、慶太はあっという間に出て行ってしまった。
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