「あ、謙人くん。」

「……なんだ、由希か。」

「もぉ、なんだって何ぃ?」



放課後。

何時も通り適当な相手と行為をした後、たまたま廊下で由希と会った。




窓の外は真っ暗。

かなり遅い時間なだけに少し驚く。



「…こんな真夜中に何してんだよ。」

「喉が乾いたからジュース買いに行ってたの。」



由希の手元を見ると、確かにコンビニの袋を持っている。


…夜中に買いに行くかよ普通。



「…謙人くんこそ何してるの?」

「……ヤってた。」

「へぇ〜…じゃあ、お疲れなんだねぇ。」



俺の返答を聞き、由希が苦笑いを零す。

それと同時に、俺の鞄から着信音が鳴った。



こんな時間に誰だよ‥。と思いつつ、急いで携帯を取り出す。














『裡涼介』



画面に表示される名前に目を見開いた。



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