学校が終わってから、謙人は部屋にさえ帰ってこない。

前にもこんな事が数回あった。

今日は帰らないからって、浮気相手の部屋へ行って‥

俺は一人で寂しい夜を過ごす。

それはいつまで経っても慣れなくて、寂しさが積もるばかりだった。

今日もそんな風に、一人寂しい夜を過ごさなくてはいけないと思うと、憂鬱でしょうがない。



帰ってきて、傍に居て。



なんて我が儘を言えたら、どんなに良いだろう。

そんな勇気はないけれど…。


[BACK][NEXT]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!