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(食伊/落乱)




ばたばたばた、と
上級生として大変よろしくない足音を立てながら、伊作が廊下を走っていた。
向かうは自分の部屋。


「留さん!!」
「うわっ!何だ?!」
「留さん留さん留さん!」


伊作は部屋に入るなり、食満の名前を連呼しながら書物を読むその彼に飛び付いた。
当然ながら食満は、ぽかんとしたまま伊作と床に転がる。


「重……」
「あ、ごめん」
「何かあったのかお前……」
「そうそう!あったんだよ!」


伊作はがば、と起き上がって、先程の出来事を話し始めた。


「最近ずっと動悸が激しい、って新野先生に言ったらさ、『それは不治の病だ』って言われたんだ!」
「ふ……不治の病!?」
「そうなんだよ。どうしよう!」
「病名は?」
「恋患い」
「それは死なねえ!」

「私、留さんが好きすぎて死にそうなんだ!」
「?!」



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過去ログ
ゲ伊作(笑)


あきゅろす。
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