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PARODY
〜prologue〜Side.T

いつものようにアレルヤ・ハレルヤとともにお昼を食べながら、校庭を見ている。いや、正確には校庭にいる彼を見ているというのが正しいのか。

校庭で仲間とサッカーをしている彼はニール・ディランディ。

現在高校3年生でルックスが良く、スポーツもできて、成績もなかなからしい。そんな彼はもちろん女子に人気があるのだが、男子からの人気も高いのはひとえに彼の飾らないさっぱりとした性格によるものなのだろう。

「また見てるのかい?」

「お前も好きだなぁ」

「別に……」

確かに僕は彼が好きだ。
しかし、僕は1年、彼は3年である。そして彼は人気者で、僕は友人と呼べる人さえ少ない。そんな僕と彼が親しくなるなんてまずなくて……親しくなったところで、男に好かれているなんて知ったら、彼だって気持ち悪いだけだろう。

だから、せめて彼が卒業するまで……ここからあの人を眺めているだけで、いい。




(それだけで、本当に幸せ)







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あきゅろす。
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