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あなたの傍に
【ソフィアの詠唱】


ルーク「なあ、ソフィアの詠唱ってちょっと変わってるよな」


ガイ「ああ、それは俺も気になってたんだ。他の譜術士フォニマーと比べてみても早いしな」


ソフィア「詠唱短縮のことかしら?」


ジェイド「短縮していなくてもいくつか自己流でしょう?」


ソフィア「それで発動するんだから良いでしょ?それに、その方が発動するのが早いし」


ガイ「俺に言わせてみれば、詠唱を短縮出来ることに驚きなんだが……」


ルーク「そうなのか?」


ジェイド「譜術を使用するにはフォンスロットを開き、音譜帯から音素フォニムを取り込む必要があります」


ソフィア「その取り込んだ音素を譜という呪文で操るの。これが、譜術の詠唱よ」


ガイ「この技術はかなり高度なものなんだ。だけど、訓練すれば誰でも使えるようになる」


ルーク「へー、そうなのか」


ソフィア「でも、第七音素セブンスフォニムだけは素養のある人じゃないと使えないの」


ルーク「そういえば、ジェイドは使えないもんな、第七音素」


ジェイド「……ええ」


ガイ「それで、どうしてソフィアは詠唱短縮が出来るんだ?」


ソフィア「うーん……慣れ、かな?」


ジェイド「どちらかと言うと才能でしょう」


ソフィア「それを言うならジェイドだって才能あるじゃない」


ジェイド「いえいえ。貴女の方が1枚も2枚も上手うわてですよ。私には到底出来ません」


ソフィア「そうかなぁ……」

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