=入口=
左側の孤独
雨に濡れて汚れた子猫の死体を見つけた
キミは独りでは生きられないと
神様が与えた幸福に白目を剥いてる
傘に当たる音色が綺麗です
すぐ横を通り過ぎるぼやけた車列も綺麗
西の空は雨上がりの紫色
思い出すのは左側の寂しさばかり
僕には与えてくれないの?
独りでは生きられないと泣くのに
僕には未来へ架かる虹も
独りでは歩いて行けそうにないのに…
逢いたくて 逢いたくて
君の嘘 呪文みたく繰り返す
逢いたくて 逢えなくて
僕の嘘 とぎれ 笑えないさよなら
愛しさも 恋しさも
このまま このまま 流れて消えて
立ち尽くした 猫と待つ左側の君も…
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