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=入口=
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透明な何かに触れる為に
私の両手は醜くなった

暖かさを知る為に
私の身体は冷たくなった

痛いのはあなただね
優しく触れても冷たく刺さる
笑わないのは何故かな
これが最後だと気付いてる

孤独を愛す為に
私は新しくなった

寂しさは何かのついでみたく
煙草に点けた火を消してしまうよ
笑えないのは何故かな
それは繰り返すと気付いてる

不純な何かに触れる度に
私の両手は壊れていった

温もりを分け合う度に
あなたの身体は冷たくなった

繋いだ愛はとろけた後で
水飴の様に落ちてしまうよ
殺せない痛みよりも先に
泣けないのは何故かな

私の言い訳だったから
あなたにだけ正確に伝わるんだよ




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