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=入口=
ベラドンナ
「    」
そうだね、もう眠ってしまおう
君が呼んでも目覚める事の無いよう
深く深く深い眠りへ

撫でた髪を染める朱
白に近い朝焼けの残像を
瞼より深く深く焼き付けて
この記憶の最後が
君の涙で流れて消えても
きっと僕の想いは届く
届くと信じているよ…

冷たさを含む遮光瓶の中で
注意書きに似たラブレターを丸める
気付かないよう、それとも
気付いてほしいから

もうすぐに君が
笑えるようになった未来を
愛の無いカタチが壊さぬように
痛みを飲み込む、今も
幸せを願っているのだろう
僕はその為だけに生きたから

「    」
泣かないでなんて言わないよ
そんな優しさがあれば
もっともっと優しくできたはずだから




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