孫策･孫権･陸遜
貴「あれ、何で私の部屋にサッカーボールが転がってんの？」
策「サッカーボール！？」
陸「聞いた話ですと、張遼殿がコンビニ帰りに道路に落ちてたそれを蹴りながら帰ってきたそうですよ？」
貴「え、ちょ、コンビニ……帰り……？」
権「兄上！これがサッカーボール…！」
貴「いやいや、コンビニ帰りって言った今」
策「夢が叶うずぇ！けーん！」
貴「コンビニ帰りってどういうことだって聞いてんだろ」
陸「ああ、あのドラマかなんかで見たやつですか？」
策「うっし！いっちょやるかー。俺は近所のお兄さんで、権は少年Ａ役で陸遜、お前は花太郎役頼むな！」
貴「コン…なんで少年Ａなのに少年Ｂじゃないの！？」
権「陸遜、いくぞ」
陸「いつでもどうぞ！」
貴「ひー！部屋でボール蹴り合うんじゃねぇーよ！！」
陸「ヘディングです！」
貴「あいたー！私の後頭部にゴールすんなよボケが！」
策「ん…？俺の足元にサッカーボールが飛んできたずぇ〜」
貴「いやいや！私の後頭部に飛んできたわ！ていうか演技下手すぎだろ！棒読みの向こう側行っちゃったよ！もはやロボットだよ！」
権「すみませーん！」
陸「すみません」
策「おっ！お前たちのか！ははっ！子供ってのは元気だな！」
貴「お前が一番薄着だわ！」
策「いくずぇ〜！しっかり受け止めろよ！」
貴「え…嘘だよね…そんなバカじゃないよね孫策さんは…まさかね…？」
策「ふぬぁー！！」
（ガラガッシャーン！）
策「あ」
権「あぁ！窓が！」
陸「あ〜あ…」
貴「……」
策「っていうのがやりたかったんだずぇ！」
貴「…私が損した事以外はよくわからないです」
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