凌統
凌「明けましておめでとう」
貴「ひっ！」
凌「どうしたんだい？そんなに驚いて」
貴「り、凌統さんかびっくりした…」
凌「なんか、ちょっと痩せた？なんかあったのかい？」
貴「いや…」
凌「ほら、こっちきて休みなよ。なんで部屋の端で丸くなってんのさ」
貴「凌統さんその手に持ってるのはお餅ですかだったらこの私に譲ってくれませんかねもう腹が減って戦もできないんですよね」
凌「貴女に持ってきたからかまわないけど…。ああ、正月大変だったって事？」
貴「正確にはクリスマスあたりから大変でした」
凌「クリスマスって…」
貴「クリスマスは馬超に『サンタが来るからベッド借りるぞ』て言われ、床には蜀のおこちゃま＋趙雲さんが雑魚寝、玄関からキッチンにかけて酔いつぶれた義兄弟が占領し結局私の場所がなく友人宅に泊まりました」
凌「そ、それは大変だったね…」
貴「大晦日に至っては魏の武将がほぼフルでどんちゃん騒ぎ…真下に入居者が居ないからまだいいものの、三國君の部屋まで借りて曹操様のよくわからんリサイタルが始まり苦情の嵐」
凌「ご苦労様…」
貴「やっとゆっくり出来ると思ったら元旦に呉のチビッコ＋どう見てもデカいおっさん達が何故かお年玉をせびりに来るわ、テンションの上がった孫堅様が『よーしパパ今日は太史慈と太鼓たたいちゃうぞー』とか言い出してセッション、黄蓋さんも目出度いとかいって外に爆発物投げようとするし………う、うおー！死なせてくれー！」
凌「悪かった！俺も行けばちょっとはマシだったかもしれないね」
貴「そうですよ！数少ないツッコミなんですからね凌統さんは！」
凌「ほら、ちょっと休みなよ。何か食べたいものはあるかい？」
貴「…お餅に大根おろし乗ったやつ」
凌「おろし醤油か。待ってな、作ってくるから」
貴「…」
凌「ほら、ぐうたらしてないで体おこしなよ」
貴「餅ー！」
凌「がっつくなっつの」
貴「なんかビウネくんみたいですね凌統さん」
凌「びうねくん？」
貴「癒やしてくれるんですよ。昔、CMで押…タレントがやってたビウネくん」
凌「ふーん」
貴「ありがとうございますーやっとのんびり正月が過ごせるー」
凌「正月終わったけどね」
貴「やっと正月気分が味わえるー」
凌「お疲れさん」
(100109)
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