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夏侯惇・曹操
貴「うわ!びっくりしたー曹操様」
曹「静かにせんか!夏侯惇にバレる」
貴「ばれるもなにも頭隠して尻隠さずを目の前でやられりゃねぇ」
曹「しかたなかろう。お主がこたつ布団をとってしまったせいで隠れずらくてかなわぬ」
貴「夏ですからこたつ布団とりますよ。で、今度は何をやらかしたんですか曹操様」
曹「べっ、別にさぼりに来たわけではない」
貴「さぼりに来たんですか。あー、取りあえずそこじゃモロバレなんで、風呂場にでも隠れてはいかがですか」
曹「そうするぞ!」
貴「はやっ!動きに無駄が無かった!絶対隠れ慣れてる!」
夏「失礼する。孟徳はどこだ」
貴「あ…。どうも。曹操様は居ません」
夏「嘘をつけ。孟徳が乗っていった馬が入り口に待機していたぞ」
貴「(曹操様馬鹿じゃないの!?)そーだ夏侯惇さん、暇ですか?暇ですよねぇ」
夏「暇などでは…」
貴「プレステ2を中古でゲットしてきたんですよ。んで、無双やってるんですけどどうしても取れない武器っつーかアイテムがあるんで」
夏「俺に手伝えと?」
貴「さすが分かってますね」
夏「俺はやり方を知らんぞ」
貴「別にただの連打ゲーなんですから気楽にやって下さいよ」
夏「ただの連打ゲーとか言うな、そこは濁せ」
貴「じゃあ私が関羽さんなんで、まぁ流れ的に夏侯惇さんは劉備様使って下さいね」
夏「ふん。勝手にしろ、たかがゲームだろう」
貴「じゃー始めますよ。迷子にならないよう私に付いてきて下さいね」
夏「うるさい。早くしろ」



貴「上手いじゃないですか夏侯惇さん!」
夏「なかなか面白いゲームだな。ん?こいつは…」
貴「あ、張遼さんだ!ちょっと私にぶっ殺させて下さい」
夏「あ、ああ(凄い殺気だぞ貴女)。それはそうと聞いていなかったが敵軍はどこだ?張遼がいる辺り董卓軍か?呂布?」
貴「いや、曹操軍ですけど」
夏「………なにぃ!?」
貴「たかがゲームっつったのは誰でしたっけ」
夏「ぐっ」
貴「あー夏侯惇さん、張コウさん倒してください、こっちちょっと張遼さんが手こずってて」
夏「張コウなら任せろ」
貴「(張コウさんと何があったんですか)げっ!夏侯惇さんが!」
夏「何だ」
貴「あ、ちがっ、ゲームの中で夏侯惇さんが来ちゃった!二対一は卑怯だろ!くっそー…あ、無双ゲージが溜まってる」
夏「おいまさか…」
貴「無双乱舞で死ねボケぇー!」
夏「ゲームの中の俺ぇー!!」
貴「ふぅ、すっきりした」
夏「……よりによって…関羽にやられた…」
貴「あっ!ちょっと夏侯惇さんどこまで進んじゃってるんですかもー敵大将んとこですよそこ」
夏「いや、張コウを追って……敵大将…?」
貴「まぁいっかちょうどいいや。アイテムも出現してるし、私取ってきますんで夏侯惇さん敵大将死なない程度にボコしておいて下さい」
夏「なっ」
貴「あ、すみません今アイテムゲットしたんで、大将殺っていいですよ」
夏「それはっ…」
貴「………たかがゲーム…」
夏「孟徳すまーん!!」





貴「まぁまぁ。ゲームですから曹操様ぶっ殺したくらいで落ち込まないで下さいよ」
曹「夏侯惇…マジで…引いたわ儂…」
夏「も、孟徳!?居たのか!?」
貴「お手伝い有難うございます夏侯惇さん。曹操様なら夏侯惇さんの背後にずっと居ましたよ」
曹「儂…今の…マジで引いたわ…心ん中でうわって言っちゃったわ…」
夏「孟徳、これはその…」
貴「容赦ないっぷり最高でした、また詰まったら夏侯惇さんにお願いしますね」
曹「夏侯惇の人殺しー!」
夏「孟徳ぅー!すまんわざとじゃない!」
貴「あれ?喧嘩ですか?」
夏「貴様のせいだ馬鹿者!」

(090801)

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あきゅろす。
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