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甘寧・呂蒙
貴「ちょっともう、食べ方汚い!クッキーの食べかす落としすぎですよ」
甘「細かい事は言うなって。これがうますぎるのが悪いんだよ」
貴「掃除するのは私なんだから」
甘「…うるせーな。いいだろ別に」
貴「な、なんて聞き分けのない不良!親の顔が見てみたい…いや、呂蒙さんの顔が見てみたいわ!」
甘「はぁ!?何でおっさんがでてくんだよ!」
貴「おめーの親変わりだろーがおっさんは!」
甘「何だよいきなりキレだして」
貴「あのね、私怒ってるの。あのクリスマスの日、私のプレステ2壊したの甘寧じゃん。買い換えたんだからね」
甘「あ、あぁー…。そうなのか?」
貴「いいよね酔っ払って記憶消せるのって」
甘「…まぁ、仕方ないよな、酔ってたんだからよ」
貴「だよね。酔ってたんだから仕方な………くねーよ!自分へのクリスマスプレゼントにPS2って!欲しい服我慢して買ったんだから!」
甘「そ、そんな怒るなって…なっ?前のは旧型の分厚いやつだったし、薄い方がいいじゃねぇか。替え時だったってことで、な?」
貴「壊れたら替えるんだよ普通は!」
甘「だから壊れたから買ったんだろ!」
貴「壊されたから買ったんだよこの半裸が!ちょっとは反省の色見せろ不良!」
甘「まぁ過ぎた事はいいじゃ」
呂「かんねえぇぇーい!貴様という奴はまた人様に迷惑かけよって!」
貴「ほ、本当に保護者来た…!」
甘「げっ!おっさん!」
呂「お前が執務をさぼって出歩いていると聞いて今日こそはガツンと言ってやろうとな……な、なんだこの光は?眩しいぞ?」
貴「電気、ですけど」
呂「のわっ!誰だ!?」
貴「…貴女といいますけど」
呂「あ…あー!貴女、なるほど!するとここが未来というものか…わしは本当に来たのか」
甘「つか何でこの場所知ってんだよ」
呂「いやな、凌統に聞いた」
貴「案外知らない人多いんですね」
甘「いや、おっさんあんま興味なかったんじゃねーの?」
呂「いや、ただ聞かされていなかっただけだ」
貴「あれですか、ハブられてたって事ですか」
呂「何だはぶられてたというのは」
甘「あー、つまり除け者にされてたって事だ」
呂「な、なんだとおぉ!!」
甘「別に隠してたわけじゃねぇけど」
貴「か、可哀想」
呂「皆がたまに変な言葉を使うのはそういう事だったのか…」
甘「でもこれでおっさんもハリウッドデビューだな!」
貴「いやいや、ハリウッドじゃないから」
呂「貴女…と言ったか、これからも宜しく頼む」
貴「こちらこそ宜しくお願いします」
呂「くっ…良い娘ではないか甘寧、呉にはこうい教養の行き届いた控えめな娘が必要だな」
甘「別に教養よくねーよ」
貴「甘寧うるさい」
呂「うちの甘寧が迷惑をかけたな」
貴「呂蒙さん…まともキャラ!」
甘「貴女もあんま変わんねーって俺と。馬鹿だし」
貴「なぜ馬鹿と知っている…!」
呂「失礼だぞ甘寧!」
甘「おっさんみたいに小うるさいしよー」
呂「わしがいつ小うるさくした!」
甘「いつも」
呂「なんだとー!」
貴「ちょ、部屋狭いんだから暴れないで下さ…」
甘「なんか今…バキッて音しなかったか?」
呂「何だ?何か踏んだぞ」
貴「私、の、買った、ばっかの、薄型、プレステ2、が…」
甘「あ〜あ。やっちまったな、おっさん」
呂「な、なんだこの薄い板のようなものは…変なのが沢山飛び出してきたぞ」
貴「………」
呂「か、甘寧、これは一体?」
甘「知らねーよ」
貴「おっさん、いいですよ」
呂「お、おっさん?」
貴「いいですよ。そのプレステ2分の代価は頂きます。とりあえず食べ物から、」
甘「さ、さぁおっさん、もう帰るぜ!じゃあな貴女!」
呂「お、おお」
貴「うん、またね二人とも!次来たときは貴様等の墓場を用意しておく」
甘「おっさん俺たち、やばいな」
呂「そのようだな…」

(090327)

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