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「何か、綺麗ってゆうより可愛い子だな」
「ああ。性格もかなりの天然入ってる」

柚が台所に行った後、要と香月は茶の間へ行った。
茶の間のドアをあけると、明るい色のログテーブルを囲んでいる茶色のソファーがド真ん中に位置し、2人を出迎える。
そこへ、2人、テーブルを挟んで座る。
要からため息がひとつ零れた。
香月はそのことに気づき、疲れているのかと訊ねた。

「いや。疲れてないよ。ソファーに座ったらいつもこうなんだ。脳が一瞬落ち着くとゆうか‥」

そう言われてみれば、さっきよりも要の表情が穏やかになっているかも。

「そうか」

「そうだよ。香月は心配性だなー」

クスリと笑う要は初めての場所にも緊張の一つも見せなかった。

「部屋にカバン置いてくるから、待ってて」

大丈夫そうに見えたので要を部屋に残して茶の間を出た。そして自室へ向う。
スリッパが床に擦れる音だけ聞きながら。
このあとの不安も想いも考えもしなかった‥


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あきゅろす。
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