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修行




「ハッ…ハッ…ハァッ…」


銀「その調子じゃ」


「(もうちょっと…)」



今オレはじいちゃんと修行してる。



その修行はじいちゃんの刀を抜かせること。



今じいちゃんは刀なしで戦ってるけど、やはり隊長だと実感できるほど手強い。



結構良いところまでいくが、なかなか刀までは抜かせられねェ…





「…っ…はぁッ!!!」






ガキン!







…と当たるかと思いきや普通にかわされた…



…チッ…あと少しなんだけどな…






銀「…蓮…もう少し動きのパターンを変えろ…お主の動きはいつも直線的すぎる」


「…(直線的…か…知らなかったな…だがこれで自分の欠点がわかった…ってことは動きを変えれば、いけるかもしんねぇってことだ…やってやらァ…)いくぜ!!」


銀「…」





すると…





蓮がいきなり銀嶺の目の前に現れた。






銀「!!(…早い!!)」



瞬歩を使っていなかった…


普通に走っている…



なのにこの速さ…



この子の才能は計りしれん…



そう銀嶺は思った。


というよりそう思わざるをえなかった。






そして…







ガキィン!!!








二人の刃が交わった。




銀「…見事じゃ…」


「そ、そうかなー?」





少し照れながら嬉しそうに言う蓮。



銀「うむ…順調じゃ。確実に成長してきとる」


「ほんとか!??」


銀「嘘をつく理由がないじゃろ」


「慰めとか」


銀「…わしはそんなことせんわ」


「そっか(笑)なんか嬉しいな〜♪」


銀「今日はもう疲れたじゃろ。相当修行を頑張っておったからな…ゆっくり休むと良い」


「おう!!今日も修行サンキューな!!」






そう言って蓮は部屋へ戻っていく。







部屋に戻る途中、白哉の後姿があった。





「おーい、白哉ー!!」


白「!…なんだ…;」


「ん?ちょっと呼び止めただけだよ」


白「…そんなことで私を呼び止めるな」


「ハハッ。悪り悪りィ」


白「(謝る気などないな…)…もう蓮のことなど知らぬ」


「あー…;悪かったよ…」


白「…」


「そういやさ…」


白「?」


「白哉ってもう護廷十三隊に入ってんのか?」


白「いや…まだだが…」


「へえ…あんま白哉のこと聞いたことなかったからなぁ……ま、オレもまだだけどよー。でも明日入隊なんだぜ!!」


白「!(…私が先を越されるとは…くそッ…)…そうか…せいぜい皆の足を引っ張らないことだな…」


「うん!!………ぷッ」


白「(イラッ…)なんだ…?」


「えー…どうしよっかな〜、言わないどこっかな〜」


白「早く言え」


「やっぱ言わn……すいません、言います。言わせていただきます。いや…言わせてください…」




本当は言わないと言うつもりだったのだが、白哉がただならぬ殺気と霊圧を放っていたためそんなことは言えなくなってしまった…






「実はさっきの嘘だから」


白「は?」


「いや、だから明日入隊ってのは嘘だって」


白「な…」


「いやさー…ちょっと白哉をからかってみたくなっちゃって…!!」





白哉を見るとすごい形相でこちらを見ていた。






「すいません、白哉様。こんな不甲斐ない私をどうか許してください。」


白「…もう知らぬ…」


「えー!!!ほんとごめんって、白哉!!!!」






そう言い白哉に抱きついた。←ノリで





白「!」





いきなりそんなことをされたためか本当に恥ずかしかったためかは分からないが、白哉は顔を真っ赤にさせていた。



それに気付いた蓮。




「…ワオ。白哉、顔真っ赤」


白「うるさい…///」


「ちょっと意外だし…ぷっ…まさか照れるとは」


白「黙れ、そして離れろ」


「へいへい」


白「…まぁとにかく…蓮、入隊はまだなんだな?」


「ん?そうだよ?」


白「(ホッ)そうか…だがいつ入隊かは決まってるのか?」


「ううん、まだ☆」


白「そうか、私もだ」


「そっかそっかー♪一緒じゃん!早く入れるよう、お互い頑張ろうな!!!」



ニコッと笑う蓮。



白哉は何も言わなかったが優しく微笑んでいた―…






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