試験
ある日――
銀「蓮、話があるのじゃが」
「ん、何?」
銀「実はの、一週間後に入隊試験がある」
「…えぇぇぇぇえぇ!!!!うそ、ちょっ、まじでェェェエエ!??」
銀「うむ、総隊長との話し合いでの…」
「了解…」
いやいやいや…いきなり入隊試験とか言われても無理だから…。
んー…白哉と修行でもするか…
「なぁなぁ白哉ァ…ちょっと修行しね?」
白「別に良いが…どうした?なんか暗いぞ…?」
「なんかさ、一週間後に入隊試験があるらしい…」
白「!そうか…まぁ蓮なら大丈夫だろう…?」
「んなわけあるかーい!!!緊張で昇華しそうだわ!!」
白「…いや、それはやめてくれ…」
「当たり前だわ!誰が昇華するかっての!」
白「………とにかく修行するぞ…」
「お、おう…よろしくな」
そして2人で庭へ出る。
「ん〜…なんか白哉と修行すんの…久々だな」
白「そうだな…だからといって手加減するつもりはないが」
「はっ、その方がありがたいぜ」
白「だろうな…いくぞ…」
「あぁ…」
シュン
瞬歩で白哉がいなくなる。
「…(どこから来る…後ろか…?)…!」
キィン!
白「…よくわかったな…」
「だって白哉はいつも後ろから来るからね…」
白「…確かにな」
バッと後ろに下がり、また激しい攻防が始まる。
ガッ
キィン
数十分――
白「…っ」
「とったり♪」
蓮が後ろから白哉の首筋に刀をあてた。
「俺の勝ち?」
笑いながらそう言う。
銀「…っ…悔しいが蓮の勝ちだ」
「良かったァ…白哉に勝てたらいけるかも…」
「…なぜ私に勝てたらいけるなどと思うのだ?」
「いや、だって強ぇじゃん…俺白哉には一目置いてるんだよな〜」
白「!私はお前の方が強いと思うが…」
「んなことないって」
照れながらも困ったように笑う蓮。
白「///」
白哉はそんな蓮を見て赤面していたが、蓮がそれに気付くことはなかった…
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