小説
これが僕の上司(白正)
『はぁ…やっと部屋でゆっくりと休める…』
僕は今、12時間の労働+会議を経て、やっと仕事が片付いたので部屋で休むべく自室へと向かっている…
てか、有り得ないだろッ!
12時間とかさ…
まったく…白蘭さんときたら人使いがあらいというか…なんというか…
あぁー、お腹痛くなってきた…
「正チャーンッ♪」
あれ?
今、なにか聞こえた様な気が…?
…まぁ、気のせいだよ…な。
うん、気のせいだよ…てことで部屋帰ろ、部屋。
―コツンッ
『痛ッ…くない?
でも今…なにか当たった気が』
―コツコツッ
『?』
また飛んできた…って、こ、コレ…はもしかして、いや…もしかしなくても…
『ま、マシュマロッ!』
と、いうことは…
「正チャン♪
やっと気づいてくれたみたいだねッ♪」
やっぱりか…
『…なんの用ですか?
白蘭さん…
というか、なんでマシュマロを人に投げたりとかするんですか?
お母さんに食べ物で遊んじゃダメだって習わなかったんですか?』
「…うぅーん…そんなコト習わなかった…かな♪
というよりッ♪僕の母親的ポジションの正チャンが教えてくれなかったんじゃんかッ♪
……ね?」
『…ね? じゃッないですよッ!』
「正チャン…あのさ」
『もぅッ!なんですか!?』
「逆ギレばっかりしてると、ストレス溜まっちゃうよ?」
…一番のストレスの原因はアナタですからね?
まったく…
『あぁー…、えっと心配してくれてありがとうございます…』
「うん、素直でいいねッ♪」
…一体何様なんだろ…この人は…って、あぁー白蘭様か…
『あはは…
では、僕はこの辺で失礼しますね…』
コレ以上、白蘭さんと話して…疲れ倍増させたくないし…
「あ、ちょっと待って正チャンッ♪」
…嫌な予感が
『なんですか白蘭さん?
出来るだけ手短にお願いします』
「じゃあ、正チャン♪
仕事が片付いた後すぐで悪いんだけど…また、追加で仕事お願い出来るかな♪
あ、でも…嫌だって言ってもやってもらうけどね
じゃあ、正チャン…頼んだよッ♪」
『えッ!
な…ちょッ!
どういう…
ッてッ!もう…いないし…』
はぁ…やっと休めると思ったのにな…
クソ、あのマシュマロ上司め…
はぁ…なんか虚しくなってきた…
まぁ、仕方ないか…仕事だしね…うん
早く片付けて休もうッ!
〔ふふッ♪
可愛いなぁ、正チャンはッ♪〕
〔び、白蘭さんッ!〕
〔さっき、仕事を増やしたのなんでだと思う?〕
〔僕に対しての嫌がらせでしょ…どうせ?〕
〔ヒドいなぁ♪アレは僕なりの愛情表現だよッ♪〕
〔そんな愛情は欲しくありませんからッ!〕
〔冷たいなぁ、正チャンはッ♪〕
〔コレが普通の反応ですッ!〕
〔ちぇ―
つまんないなぁ―〕
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