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BLACK COFFEE





ちょっと帰りに岳人と寄り道










BLACK COFFEE










とはいっても何処にでもある普通のファミレス


暑くなりだした気温にファミレスの冷房が心地良い

席に着くなりさっそく注文







「俺はー、クリームソーダ」

「うっわ甘」

「んだよ。名前は?」

「アイスコーヒー」

「苦そっ!」







頼んだ品は正反対


岳人は甘い甘いクリームソーダ

名前は苦いアイスコーヒー
しかもコーヒーの中にはクリームもガムシロップも当然入れないらしい

飲み物が届くや否や名前は射してあったストローで数回中身をかき混ぜそのままチューっと吸った

岳人は岳人で上に乗ったバニラアイスをスプーンで突っつきながら嘘くさい緑の液体を飲みこむ






「見てるこっちが胃もたれしそー…」

「え、見てるこっちが甘ったるいんだけど」

「夜寝れなくなんぞ」

「大丈夫。夜型の人間だから」

「名前お前な。もうちょっと寝ろよ」






自称忙しい人名前の睡眠時間はたったの2、3時間

遅寝早起きな毎日で、学校に来るのも大変なのだとか
名前の脳内に早寝というフレーズはどうやらないらしい

"大丈夫"が口癖になってきている





「大丈夫。まだ生きてけてるから」

「そういうことじゃなくて、倒れたりしたら…」

「大丈夫。今のところ倒れる予定ないし」


「…倒れてからじゃ遅いんだよ!」







呆れ顔から急に真剣な顔に

適当に返してあしらっていた名前も、流石にドキッと心臓を脈打たせた

こんな真剣な岳人の姿はテニスの時以外見たことがないかもしれない…


自分の代わりにアイスコーヒーの入ったガラスコップの表面の霜が汗の様にツーっと流れた







「がっくん…」

「心配なわけ!俺はさ」

「っ…」

「もう、これ飲むの禁止!」

「!!ぁ…」






半分ほど残った名前のアイスコーヒーを手にした岳人

そしてあろうことかストローを使わず一気にそれを飲み干した


今の今までクリームソーダを飲んでいた岳人
その反応といえばもちろん…





「…〜〜苦っ!!!」

「だ、大丈夫!?」

「へーき、へーき…」

「そんな、無茶しなくても…」

「お前が、名前が倒れないんだったら、これくらい…」






その後クドクドと今日だけでも早く寝ろと説教がましく言われ続けた名前は、今日だけならと思い帰宅

そこまで意地で起きているわけではないのだが、というこちらの理由はあくまで伏せておいた


実は間接キスをしていたということに気がついたのは
全く同じ内容の夢を見た名前だけだったという事も、今はまだ伏せておこう













END














〜反省〜
どうも。
氷帝祭りと言いながら更新すらしないという体たらく。
さーせ。

そして氷帝祭りですので向日さんです。
かなり管理人のお友達様に寄せました。
もうなんつってもお友達様にささげる様ながっくんです。


タイトルはまんまブラックコーヒーです。
…アイスコーヒーもブラックコーヒーですよね?
ならいいけど←

オチなんてありませんよ。
オチなんて求めないでください←
オチが欲しかったら各々妄想してください(蹴

睡眠は大事ですのでしてくださいよ。
お友達様もしかりです。
がっくんに詰め寄られたとおもって今日くらい寝てくださいな(蹴

さて。
台風きますかね。
お気をつけなすって。


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2012/06/18(MON)




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