忍足謙也の苦悩（謙也）
「待ちぃや名前ーーー！！！」
「来んなや謙也ぁーー！！！」
忍足謙也の苦悩
あ、ども…忍足謙也て言います
てか今の見た！？
実は今日は俺の誕生日やねんけど…
んあ、おおきに…
て、そうや無くて！！
さっき、俺の隣の席で密かに好きな名前に話しかけた時や！
「なぁ、名前…」
おめでとうの一言でも言うてくれへんかな…とか思うてたら
「あ、おはよー…」
だけ言うて教室出て行ってんで！？
目ぇも合わさんと！
せやから気になって追っかけてんねんけど
「ちょ、本間何やねん！謙也」
浪速のスピードスターと呼ばれるこの俺が追いつけへんなんて、どんな足速いねん
「名前かて、止まってくれたらエエやん！！」
「何でや！！」
止まる気ゼロかい！！
「何があってん？」
「こっちが聞きたいわ！！」
あー…そう来ますか
…もしかして、忘れてる？
「なあ…今日何の日か覚えてへんの？」
て言うたらいきなりピタッと止まった…
けど俺が止まられへん！！
《ドォォンッ》
痛っ…見事にぶつかってもうた・・・
てか、名前下敷きやんけ！！
「いったぁー…」
「堪忍な名前！！平気か？」
「だ、大丈夫…」
今こそチャンスや！！
「名前…本間に、知らん？」
「し、知らん！」
うわー…説得力無！
「何どもってんねん」
「べ、別に…」
「ほーら、またどもった」
「・・・」
もー・・・何やねん！！
…あかん、なんかわからんけどイライラしてきた
「…そか、ならもうええわ」
「ぁ…」
≪キーンコーンカーンコーン≫
ちょうどチャイム鳴ったし
「悪かったな、名前」
そう言うて教室帰ろうとしてんけど
「…ま、待ってや謙也！！」
ん！？呼び止めたで
・・・脈あり！？
いや、でもここは慎重に・・・
「・・・何？」
「あ、あんな…」
「せやから何やねん。もうチャイム鳴ってんけど」
「っ…」
ヤバッ、言い過ぎた・・・
あかん！！名前泣きそうやん！
「用無いなら帰るで」
うわ…思ってることと反対の事ばっか言うてまう・・・
「き、今日！！何の日か、本間は覚えてる・・・」
・・・やっぱり
「でも、なんて言うか、緊張するって言うか・・・」
緊張…？
「緊張てどういう事？」
「あ、えっと…その…」
まーた動揺し始めた
「もー、はっきり言えや！！」
「あーもう！！今日謙也の誕生日やからお祝いしたかったし、好きやって言いたかったの！！でも、緊張して言えへんかってん！！」
………は？
「え、ちょ…本間！？」
「嘘ついてどないすんねん…」
やんなぁ…
「・・・あかん」
「え・・・？」
「めっちゃ嬉しいわ」
「あ、あぁ…」
多分今顔ニヤケてるで…
「俺も・・・俺も好きや、名前」
「…へ！？」
可愛らしい反応やわ
あー、あかん…耐えられへん！！
≪ギュッ≫
「っ！///け、謙也！？」
「めっちゃ好きや…本間に」
「わ、私やって…///」
「！！」
あー…もう我慢出来ひんで！！
「名前っ・・・目ぇ瞑り」
「っ！？え…///」
「エエから」
「………うん」
目ぇ瞑った…
今や、今しか無い
影が重なるあと５㎝・・・
「忍足ー！苗字ー！熱いんは分かったからＨＲ出ぇや！！」
！？しまった！！担任の声が・・・
「いやーん！謙也君も名前ちゃんもラブラブやねぇ」
「…こ、小春！？」
て事は・・・
「廊下で何イチャイチャしてんねん…うらやましいわ」
「ユウジ・・・」
あﾞー！！最悪や！！
「…待てやこのホモ野郎ーっ！！(怒)」
「ちょ、謙也！！私まだ言うてへん・・・」
「何をやー！！」
「謙也！！誕生日おめでとー！」
ＥＮＤ
～反省～
さて、謙也さんの2009年誕生日記念小説です・・・
お誕生日おめでとうございます！
実は管理人、あまり謙也のキャラクターを掴まないままこれを作りました…
どうでしたか？
謙也でした？
なら良いんですが・・・
そして友情出演に小春＆ユウジです。
甘い話っぽくやっぱりギャグですね♪
というか、１７日頃ってもう３年生は休みですよね・・・
高校入試とか…
卒業式とかも終わってますよね
・・・まぁ、細かいことは気にせず♪←
とりあえず気に入っていただけると光栄です★
感想等はＢＢＳにお願いいたします。
名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪
2009/03/17(TUE)
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