[携帯モード] [URL送信]
ファーストタイム(丸井)





朝にちょっと寄り道










ファーストタイム










といってもただのコンビニ

母が寝坊したため昼御飯にサンドウィッチとお茶


さらにおやつに赤い箱の某ポッキー

いつポッキーを食べてやろうか、考えながら歩いていたのが無駄だったと思ったのはその数分後の話









「名前ー、はよ」

「んはよーブン太」

「おっ、いーもん持ってんじゃん」

「あげないし」

「えー…」





教室に入るや否や話しかけてきた丸井ブン太


うっわコイツにかかればこの幸せの赤い箱が一瞬で空っぽだ
それだけは避けたい






「自分で買いなよ」

「なんだよー、名前のケチー」

「…あげないよ」

「ごめごめごめ!!嘘嘘嘘嘘!!」






たかだかポッキーでこうも熱くなれるブン太がうらやましいよ


なんかずっと見つめてくる…

いや、そこまで鬼じゃないよ私も






「…はい」

「!!1袋もくれんのか?」

「1本でいいなら返してよ?」

「やだなー冗談だよ冗談」






…調子乗りやがって

てかもう食べてるし
流石と言うか、何と言うか…

私も食べたくなってきたな





「食う?」

「元々私のだし」

「ん」

「ん…あ、うま」






ポリポリと食べ進めていると目の前にポッキーを持って構えているブン太


何、と言う前に手に持っていたそれを口に突っ込まれた






「何、一体」

「んー、お前が食ってるとそれうまそう」

「は?同じポッキーでしょうよ」

「ん…」

「もういらないんだ…、けっ///!?」

「ほら、やっぱうまい」

「ななな、何してんの!!」

「何って…食った。名前のポッキー」





いやいやいやいや!


アンタがしたこと、いわゆるポッキーゲームってやつだから、さ






「っ……」

「わ、名前顔真っ赤」

「な、んで…アンタは、平然としてんのよ……」

「キスするとでも思った?」

「……」





若干思った

なんて言えるかこのやろう…






「してみる?減るもんじゃないだろぃ」

「っしない!減る!」

「ポッキーが?」

「私のファーストキスが!!」

「んだよ、そんなことかよ」






そんなこと、だと?

さぞおモテになるあなたはそんなこと程度なんでしょうね


はいはい、どうせ私は経験少なな女ですよ






「じゃあ俺も減るわ。ファーストキス」

「…は?、んぐっ…!!」






速きこと風のごとし←

凄まじき速さでポッキーを口に突っ込み、凄まじき速さでポッキーを食すブン太


逃げられないように後頭部までホールドしてくれる

本当にゆるーくあたる唇同士





「っ、…」

「…こんな感じなんだな」

「本当に、しやがった…」

「なんか…」

「…何」


「クセになりそ」





ポッキーが間に入りまたも近づく顔、もとい唇

抵抗できない、というかしない自分も薄情というか正直というか…


結局袋のポッキーが空になるまで繰り返してしまった


場所など気にするもんか
視線など気にするもんか


貴方だけじゃなくて、私までクセになってしまったみたいだ―――












END















〜反省〜
2012年の丸井ブン太君の誕生日記念小説です。
おめでとー!
そして誕生日ネタじゃなくてごめんねブンさん(汗涙

ポッキーゲームネタはお友達様方から頂いてたんですけどね。
誕生日につなげられなかった…
管理人の力不足。
それでも感想いただけるならこれ幸い…

もう、ごめんなさいね←

予定が全て狂っているもう…
白石連載するつもりが出来ず…
だから柳生ブンさんと短編が続いてしまった…
また赤也ちゃん連載も考えねば…
あー、立海ばっかり!

まあさ、管理人が推してる学校だから多いんだけどさ。
次はじゃあまず白石連載したいと思っている←

思ってるだけだから本当にそうなるかは分かりませんぞ(蹴
がむばるー…


さて改めまして本日は丸井ブン太君のお誕生日です!
おめでとうございます☆


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2012/04/20(FRI)




第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!