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桜模様(柳)





ようやく桜も咲き始めた4月頭










桜模様










今日は始業式であり大事な大事なクラス発表の日


テニス部のファン、特に昨年クラスが違った人々は今年こそお目当ての相手と同じクラスにと願ってやまない






「苗字名前、苗字名前っと…」






クラス表の張ってあるすぐ目の前
群がる人の最前列に名前は居た


後ろではやれ誰君と同じクラスだ、やれ誰君と違うクラスだとキャアキャア盛り上がっているが
名前はそれどころではない


言うなれば名前もその類いの一員なのだが決して表には出さず、そんな素振りも見せない






「っあ、…」






発見した自分の名前

クラスは3-F


その自分の名前が書いてある一列の最後から2人目






「(柳くんと、また同じクラス…)」






どうやら意中の柳とまた同じクラスになれたらしい

そう、また…


これで3年連続

このマンモス校の立海で3年間同じクラスになるなど、なかなか無いこと
だからこそ名前はテニス部だからとかは関係なく気になる存在にあった





教室に入ると見慣れた顔がちらほら
顔すら知らない人もどうやらいる

名前は空いている席に適当に座り、クラスをグルっと一周見渡す

1年の時に仲が良かった友達を見つけ少しだけホッとしたのも束の間
クラス、と言うより女子がざわつきだした


名前もそれにつられて女子達が見ている方向を目で追うと納得
視線の先にはテニス部レギュラー陣の姿



そして教室に入ってきたこのクラス唯一のテニス部レギュラー

クラスの女子は声をあげるが名前は緊張しすぎて声も出ない






「!、」






こっちへ向かってくる



そして空いていた自分の隣の席に鞄を置き腰掛けた






「おはよう苗字」

「お、はよ…柳くん」

「今年も同じクラスのようだな」

「!知ってたんだ、ね」

「無論だ」






女子達の視線が一斉に向く

突き刺さるほどの視線という言葉の意味が手にとるようにわかった一瞬


女子達からの視線をはねのけるべく柳の方へ顔を向けると目が会った…のか?






「ちなみに」

「??」

「この立海で3年同じクラスなのは俺達だけのようだ」

「!そう、なんだ」

「だから、これは運命と考えてみるのはどうだ?」






凛とした彼が発した言葉


顔に似合わず、でも何だがその姿は似合う



和風美人はロマンチスト

名前のココロを捕らえるのも意図も簡単に―――











END















〜反省〜
さあ、こちらの短編では初めてとなる柳です。
タイトルに意味はありません←
和風っぽいタイトルをつけたかっただけにあります…。

そして内容は4月ということでぐるっと一周回って始業式ですw
もう一度柳たちは3年生を迎えるのです…
いいね、年取らなくて←


そうそう話は変わりますがどうやらユウジと小春がソロデビューするらしいっすなw

………謙也は!?財前は!?

忙しいんだな。よし、そういうことにしておこう。

いやー、ユウジどうしような。
渕君でしょう…
買うっきゃないな←

金ちゃんもソロ曲出すらしいし
てかブンさんのジャケ画可愛いっすなw
お友達様貸してねー←


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2012/04/04(WED)




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