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sigh(謙也)





「……はあ」










sigh










彼は優しい

恐らく人が思う3倍は優しい


恐ろしいほど優しい


四天宝寺でトップクラスの人気
それは言うまでもなくテニス部で
そのテニス部の中でもさらに人気が高いのは部長である白石蔵ノ介ともう1人が今日の主役忍足謙也



白石は誰も近寄れないような憧れであり高嶺の花的存在で
一方の謙也は誰とでも気軽に話せる身近で近寄りやすい存在


さらにその容姿が性格と手を組み、クラス、否学校中の生徒に絶大なる支持がある

それは男子相手にも例外ではない





「謙也君誕生日おめでとう!!」

「おめでとうっ!!」






仲が良いのかどうなのか分からない、顔を化粧で塗りたぐった女生徒共が散り散りにそう声をかける

今日の主役とは誕生日であるということ


名前はそれを恨めしくただ傍観するしかなかった

今やクラスも違えば接点もない

話すきっかけも勇気も持ち合わせていない



そして冒頭のため息へと繋がる






「(優しいからなのに…)」





恐らくあまり話したことの無い生徒からのプレゼントも嫌な顔1つせず受け取る

それが女生徒共の勘違いを大きくさせているとも気がついているのかいないのか…






「……はあ」






昨年の自分に戻りたい
同じクラスはもとより謙也の隣の席であったあの頃に


あの時ばかりは自分で自分を誉めてやりたいと思った


人の視線や殺気など気になどならないほど楽しかった、嬉しかったあの頃に戻れたら…





「……はあ」





ため息をすると幸せが逃げていくのだったか…

もうこの際逃げて行け



今日何度目の溜め息だろうか





「3回目やで?溜め息」






そう、3回


……え、3回だと教えてくれたこの人物は誰だ

聞き覚えがある、間違うことなどありえない




「っけ、んや…君」

「おはよーさん。朝から溜め息なんからしくないやん」

「え、」


「名前は笑顔のんが可愛いで?」






目が点になるとはまさにこの事だろう

彼、忍足謙也はなぜ私に…??


しかも今何と言った

パチリと瞬きをすれば名前の好きなその優しげな笑顔


私なんかよりよっぽど笑顔が似合う





「お…はよ」

「…朝イチで言うこと、ちゃうかもしれんけどやな」

「…??」

「俺の、誕生日プレゼントに…なってくれへん?」





思考回路はまさにショート寸前

さらにもう一度言う


今何と言った


顔を真っ赤にして言う彼にからかいやおふざけは一切無いのだろう


ため息は幸せが逃げるだけではなかったようだ…












END















〜反省〜
HAPPY BIRTHDAY!!
TO KENYA OSHITARI!!

というわけで2012年の忍足謙也誕生日記念小説です。
謙也誕生日おめでとー!!

もうね。
また意味不明すぎて泣けるでしょ←
タイトルはそのまま「ためいき」です。
……ね、意味不明でしょw←

毎年毎年謙也さんって意味不明なんですよね←をい
でも大好きなんですよ!
新テニでもかなり出番多くてもう管理人にやにやのによによですよw

あぁ、じゅんじゅんが素敵すぎて乙←


いやはややはりネタがない…
ネタくれ。(蹴


そして本日管理人、いつものお友達様とランデブーです←ぇ
隣にいますw
今から24242828してきますぜw
テンションを放出そして崩壊させてきますぜw
こんな管理人を許せ(蹴


改めて本日は忍足謙也君のお誕生日です!
おめでとうございます☆


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2012/03/17(SAT)




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