Blume（幸村）
きっと誰もが一度はそわそわするであろう2月14日
Blume
それは男子も女子も…
この立海も例外ではない
浮かれていないのはお堅いどこぞの元副部長位だろう
朝から、人気のテニス部には女子がごった返し、部員や他の生徒はうんざり顔だ
「あーあ、気の毒に…」
そう呟くは苗字名前
全く人のいない屋上庭園横のベンチに腰掛け、先程買ったパックのココアをジュッと吸い込む
しぼんだパックのストローを離すとパコッと勢い良く元の形に戻った
そのパックをベンチに置き、代わりにじょうろを手にとり綺麗に整列している花壇の花々に水をやる
「今日も綺麗に咲いてるねー君たち」
返事などないが花に毎日話しかけるのが日課に
1人で話しかけているとガチャッと開く鉄製のドア
「おはよう」
「精市、おはよ」
入って来たのはテニス部元部長の幸村
手にはスクールバックしか持っていないためチョコは誰からも貰っていないらしい
「うっわぁ…テニスコートを何だと思ってるんだろうねアレ」
「精市でもそう思ってたんだ」
「流石にね。あ、これ名前の？」
先程まで名前が座っていたベンチに腰掛ける幸村
そして置いてあったココアを手に持っている
「え、うん」
「じゃあいただきます」
「あっ、もう…」
そのままココアは幸村の喉を通っていく
中はもう残っていないらしい
彼に不似合いにパックがグシャっと潰された
「ごちそうさま」
「…いいけど」
「今日も綺麗に咲いてるねー君たち」
「あ、…ふふっ」
「どうしたの？」
「全く同じことさっき私も言ったなーって」
「ふふ…やっぱり似てるね、俺たち」
2人はこの屋上庭園で出逢い惹かれ、恋に落ちた
初めて出逢ったのは3年生になったばかりの時
王者立海のテニス部部長
肩書きばかりが先行し、それに付いてきた容姿、成績、性格だけで見られてきた幸村
そんな彼をただの1人の男子生徒として見てくれた名前に、幸村は心底惚れている
また彼女も同じ
特に何が出来るわけでもないどこにでもいるような女子生徒と
彼だけはただひたすら他愛もない会話で盛り上がれた
「ねぇ」
「ん？」
「俺思ってるより我慢きかないよ？」
「へ？…あ、忘れるとこでした」
「ふふ…聞き分けのいい子だね」
「はい。ハッピーバレンタイン」
「ありがと」
昨日帰宅後作ったフォンダンショコラ
渡すなり綺麗に包んだはずのラッピングはどこへやら
気がつけば1つ、幸村の口の中へ
「ん、うまい」
「良かった」
「…ね、」
「ん？…っ！」
ふわりと触れる唇
…の割に無理矢理ねじ込んでくる感触
幸村が食べたはずのフォンダンショコラの味が口に広がる
「っ…いきなり、すぎるよ」
「俺からの逆チョコ？」
「作ったの私…」
「ふふ…」
微笑みながら幸村はもう1つ口に放り込む
そして元通り綺麗にラッピングを戻す
「名前…」
「んー？」
ベンチに向き合うように座りコツンと額同士を合わせる
合わせようとしなくても合う鼻の先と瞳
雨音の頬を両手でホールド
確実に捕らわれた瞳
「愛してるよ」
「っ、」
「だから」
「？」
「離してあげない」
またもぶつかる唇
チャイムが鳴ったって気になどしない
誰にも邪魔されたくない、チョコレートより甘い2人の時間
ＥＮＤ
〜反省〜
はっぴーばーれんたーいーん←うざ
どうも、そわそわしていないどうも管理人です。
あげる奴ももらうアテもねーよ(はっ
まあ、今年は精市様どれだけもらえるのかなーとは思ってますが…
…あれ、精市様に送ればよかったんじゃね？
……うわー、もうすぐバレンタインすぎちゃうよーう…
ま、いいか←ぇ
今年はどこぞの副部長にかてますよーうにｗ
てか今さっき精市様のライブ盤アルバムのジャケット見たんですが…
かっこよすぎて卒倒したぜこのやろーｗ←
にやにやがとまらず姉様に「どうした？」と心配されたぜｗ←
はーもう、精市様心臓に悪いぜー(蹴
…内容に参りますね
まず伝わってたか微妙なところの解説を…
“彼にに不似合い”
ってのはきっちり畳みそうな精市様が持ってるままぐっと握って潰したってことです。
それからあえて男らしい精市様にしたかったがために
“うまい”と言わせました。
“おいしい”ではなく。
管理人が伝えたかった精市様が伝わりましたでしょうか…？
はあ心配…
さて、網球男児の「ENJOY」の発売ももうすぐですなｗ
そしてアニメに財前とユウジが出てきましたなｗ
発狂しました管理人←
精市様出てきてないけど謙也と財前の会話でご飯3杯は行けます(蹴
次は精市様出てきますよーうに…
さて、本日は氷帝学園の鳳長太郎くんのお誕生日です！
おめでとうございます☆
名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪
2012/02/14(TUE)
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