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Magical night(丸井)




珍しく雪の降る神奈川










Magical night










テニス部はとっくに引退しており、今日は自宅でのんびり…



もいかず






「はぁ…。ブン、寒い」

「俺も」

「心が寒いよ」

「…は?」

「ブン太の家でクリスマス過ごすのが恒例になってて怖いよ、もう」





学校も冬休みに入り、更にはクリスマスである今日

名前は毎年恒例となっている幼馴染ブン太の家で共に過ごす
因みにブン太の弟たちは小学校のクリスマス会らしい…


出来るものなら彼氏の一人でも作り一緒に過ごしたいものなのだが
生まれて一度もブン太の家でのクリスマスパーティーを欠かしたことが無い






「ま、ブン太のケーキ食べられるからいいか」

「お前やっすいな」

「うるっさい」

「名前にぐらいいつでも作るっつの」

「クリスマスはクリスマスの醍醐味ってのがあるの」

「の割に俺の家で過ごしてんじゃん」

「…」





時刻は午後3時
部屋には紅茶とブン太手作りのケーキが運ばれる






「あぁ、毎年おなじみの風景…」

「じゃあ来んな」

「うそうそ」





毎年毎年クオリティが高くなってきているケーキ
今年のケーキにはかわいらしいサンタクロースが上にちょこんと乗っている






「あぁ、甘い」

「あたりめーだろぃ」

「クリスマスが甘かった事なんてないけどさ」

「……」

「来年のクリスマスは甘いといいなぁ」

「……」

「ごめん。今の言葉寒すぎた」





妙な空気
黙々とケーキをつつく2人ふとパッと相手を見ると

お互いに目が合う






「なあ」

「、んっ?」

「正直名前は、クリスマス俺の家で過ごすの嫌なわけ?」

「え…?」

「俺はさ、毎年結構楽しみなんだけどよ…」





いきなりのこの発言にケーキの甘みが感じられない

そして寒かった身体が一気に熱くなる





「…俺も寒いこと言うわ」

「?」

「これからも俺と甘いクリスマス過ごさね?」

「っ!!」

「…、恥っず」





髪に負けず劣らず紅い顔のブン太

ケーキの上のいちごをつまみパクリと食べる名前
そしてポツリ




「…なんか、一言…ないの」

「……イイだろぃ。付き合ってんだし」

「いつから…」

「…今から」

「……うん」





それはひょんなことからいつもと同じはずなのに12月25日の魔力にかかったふたり


甘いのはケーキじゃなく………












END















〜反省〜
さて、2011年のクリスマス小説です。
ブンちゃんです。
何故かブンちゃんです←

人選に悩みました。
ケーキを絡ませました(蹴


ネタは管理人昨日あるアーティストのライブに行きまして
そこで話題に出た一幕でございます。

行った方は分かってしまわれますな。
好きなんです。
ファンなんですw←

いやあ、楽しかったなw←聞いてね。


今年も終わりですなぁ…
あと何度更新するや…
しないな←をい

年明け頑張ってみます
精市様書きたいなw
でも白石連載…
新連載もしたいしなぁ…

忙しいわコノヤロー(蹴

管理人に休暇を…←

終わるね←ぇ


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2011/12/25(SUN)




あきゅろす。
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